グラフィックカードでは各社AIBから本体サイズや動作クロック、電源コネクターなど多種多彩なモデルが発売されていますが、ここではNVIDIAのGeForce RTX 5070を搭載する各社AIBのスペック一覧を紹介します。
GeForce RTX 5070の基本的なスペック
NVIDIAのGeForce RTX 5070はNVIDIAが2025年3月5日に発売したアッパーミドルレンジ向けモデルとしてラインアップされています。
グラフィックスカード モデル | GeForce RTX 5070 |
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内蔵GPU | GB205 |
クラス | アッパーミドルレンジ |
CUDAコア数 | 6,144 |
ベース クロック | 2.33 GHz |
ブースト クロック | 2.51 GHz |
VRAM仕様 | 28 Gbps GDDR7 |
VRAM容量 | 12GB |
バス幅 | 192-bit |
帯域幅 | 672.0 GB/s |
TDP | 250W |
GeForce RTX 5070の基本スペックはGB205 GPUを搭載し、CUDAコアは6,144コアとGDDR7を12GB備えることで1440p解像度程度であれば多くのゲームを最高画質でプレイできるだけの性能を持っています。一方で、アッパーミドルレンジクラスと言うことで消費電力は比較的低めな250Wに抑えられています。
GeForce RTX 5070を搭載する各社AIB製グラフィックカードのスペック
グラフィックカードは、NVIDIAやAMDといった半導体メーカーが設計・製造するGPUチップを基に、各社が独自の基板設計や冷却機構、電源回路などを組み合わせて完成させた製品です。これら完成品を手掛ける企業がAIB(Add-In Board)と呼ばれ、ASUS、MSI、GIGABYTE、ZOTAC、Palitなどが代表的なメーカーです。
同一GPUでもCUDAコア数やメモリ容量といった基本仕様は共通ですが、クロック設定やクーラー構造、サイズ、電源コネクターが異なるため、性能や静音性に差が生じます。
ここでは各社AIBが発売するGeForce RTX 5070の仕様を比較できるよう、主なスペックを一覧で紹介します。
用語集
通常時に動作する基本のクロック周波数。性能や消費電力の基準となる速度。
負荷状況や温度に応じて一時的に上昇する最大動作周波数。短時間で性能を高める仕組み。AIBによってクロックが高められている場合もあります。
グラフィックカードがデータを転送する速度を示す指標。高いほど帯域幅が広がり性能が向上。
グラフィックカードの寸法。
スロット厚換算は20mmを1スロットとし、グラフィックカードの厚さに対して、何スロット分占有するかを示しています。
SFFはスモールフォームファクターと呼ばれる小型PCケースを示す言葉で、SFF-ReadyはNVIDIAが提唱したサイズ寸法以下に収まるグラフィックカードを示します。
SFF-Readyに該当するには全長304mm、全幅151mm、厚さ50mm (2.5スロット)以下に収まる必要があります。該当する場合は表には「〇」と書かれます。
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