AMD RDNA3搭載のRyzen 7000 PhoenixではGeForce RTX 3060M同等性能になる可能性

  • 2022年5月9日
  • 2022年5月14日
  • Zen4

AMDでは2023年初頭にRyzen 7000シリーズのモバイル版APUを投入予定としており、CPUにはZen4そして、GPUにはRDNA3が搭載されると見られていますが、この性能についてミドルレンジのディスクリートGPU並みの性能になる可能性があるようです。

Ryzen 7000ではGPUにRDNA3を搭載する模様

AMD Phoenix RDNA3 iGPU could be as fast as the slowest GeForce RTX 3060 mobile GPU - VideoCardz.com

AMDではZen4アーキテクチャを採用するRyzen 7000シリーズを2022年下半期にデスクトップ向けのRaphael、2023年初頭にモバイル向けに内蔵GPUを強化したAPU型のPhoenixをリリース予定としています。

このRyzen 7000シリーズに搭載される内蔵GPUについては当初はRyzen 6000シリーズに搭載されているRDNA2に対してCompute Unit(CU)を増やしたGPUになると考えられていましたが、数日前にLinux用ドライバーでRDNA3アーキテクチャを搭載する可能性が指摘されていましたが、今回モバイル向けとなるPhoenixのグラフィックス性能について、おおまかな性能についてリークが出現しました。

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AMDではCES2022にて2022年下半期にZen4アーキテクチャーを採用した第6世代 RyzenであるRyzen 7…

RDNA3内蔵APUの性能はNVIDIA GeForce RTX 3060並みになる可能性

Phoenixはモバイル向けAPUとして投入が予定されており、TDPは薄型ラップトップをターゲットとしているため、35~45W程度に収まると見られており、Ryzen 7000HSおよびRyzen 7000Hとしてリリースがされると見られています。今回、このPhoenixの内蔵グラフィックス性能についてGreymon55氏からリーク情報が出現しています。

 

Greymon55氏によると、Phoenix内蔵GPUについてはNVIDIA GeForce RTX 3060 Mobileの60W版とほぼ同じ性能になるとの事です。

このGeForce RTX 3060 Mobile 60W版については、性能面ではShadow of The Tomb Raiderの1080p最高画質において90fps程度を記録し、デスクトップ向けのGeForce RTX 2060に近い性能を発揮しています。これぐらいの性能であればApex Legendsなどであれば1080p、120fpsは余裕で今年末に発売されるCall of Duty Modern Warfare 2なども画質設定を落とす必要はあるかもしれませんが、快適にプレイできるぐらいのモノになると見られています。

AMDではFSR super-resolution 2.0などを2022年6月までに提供を開始すると発表しており、これらの技術と組み合わせられれば薄型ラップトップでも最新タイトルを快適にプレイする事は可能となり、AMDとしてはCPU性能を前面に押し出すIntelに対してグラフィックス性能とのバランスで勝負して、差別化を図るものと見られています。

 

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AMDでは2023年から2025年にかけてZen5やZen6アーキテクチャの投入を継続的にするようですが、今回、Zen5…

 

AMDのモバイル向けAPUについては最近では採用例が徐々に増えており、有名なラップトップではSurface Laptop系列にも採用され始めています。この採用例が増えている理由としてはCPU性能や省電力性能がIntel製CPUと同等以上である事が挙げられていますが、今後AMDとしてはグラフィックス性能もアピールポイントとしてOEM各社へ売り込みを進めるものと見られています。

もし、APU性能がGreymon55氏の言うようにRTX 3060M並みとなればラップトップのみならず、タブレット端末やSteam Deckのようなハンドヘルドデバイスでの採用例も一気に増えると考えられます。一方で、Intelとしてはグラフィックス性能を大幅強化するのは2023年中盤以降に登場するMeteor Lake以降になると見られており、それまではAMDに対して遅れを取る事となりそうです。

Meteor LakeではAMDがZen5で活用を予定していたTSMC 3nmを用いてGPU部分が作られると見られており、Execution Unitの数は192基にも及ぶため、ここでZen4+RDNA3のPhoenix APUに対しては巻き返しを図ると見られています。

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