AMD Radeon RX 7900 XTは2022年末に発売。RDNA 3搭載Ryzenの情報も

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AMDでは2022年中にRDNA 3アーキテクチャーを採用するRadeon RX 7000シリーズを発売予定としていますが、このRX 7000シリーズの中でハイエンド向けとなるRadeon RX 7900 XTとRX 7800の発売時期や一部仕様に関す情報やRyzen APUのRDNA 3化に関する情報が出現しました。

目次

2022年下半期発売、Radeon RX 7000とZen 4 Ryzen

AMDでは2022年下半期中にRDNA 3アーキテクチャーを採用するRadeon RX 7000シリーズの発売を予定しています。このRDNA 3アーキテクチャーではハイエンドモデルに採用されるGPUではRyzen CPUのように複数のダイを組み合わせたMCM(Multi Module Chip)になり、ミドルレンジモデルに採用されるGPUはRDNA 2のようにモノリシックダイが採用される予定となっています。

そんな、Radeon RX 7000シリーズですが、Moore’s Law is DeadからRadeon RX 7900 XTとRX 7800に関する発売時期や製品に関する一部情報が出現しました。

また、Radeon RX 7000シリーズに搭載されるRDNA 3を搭載したRyzen 7000シリーズであるPhoenixに関する情報も出現しました。

AMD Navi 31 & MI300 Leak: 3D Stacking the Deck against Lovelace & Hopper – YouTube

Radeon RX 7900 XTはRX 6900 XTの最大130%増しの性能に。発売時期は2022年末まで

Radeon RX 7000シリーズの中で、ハイエンドモデルであるRadeon RX 7900 XTにはNavi 31 GPUが、その1つ下のモデルとなるRadeon RX 7800 XTまたはRX 7800にはNavi 32 GPUが搭載される予定となっています。

Navi 31

Navi 31ではRyzen 7 5800X3Dの3D V-Cache技術の基となった3Dスタッキング技術が導入され、GPU側のダイは5nm、I/OダイやInfinity Cacheが搭載されたMCDダイは6nmになるようです。

Infinity Cacheの容量については512MBで、バス幅は256-bitに抑えられるとの事です。

ラスタライズ性能は現行のRadeon RX 6900 XTに対して最低90%、最大130%程度向上すると見られており、消費電力については375Wから450W程度になると見られています。ただ、当初の消費電力目標値は375Wとなっているため、今後の最適化で375Wに近づけて来ると見られています。

インターフェイスについてはPCIe Gen 5.0に対応すると見られており、Navi 31 GPU自体もGPUコアがすべて有効化されたモデルの他に、数基のGPUコアが無効化されたGPUなど合計3つのSKUが登場すると見られています。

このNavi 31 GPUについては2022年Q4、つまり10月から12月の間での発売を計画しており、NVIDIAのGeForce RTX 4090と発売時期が極めて近いか、被せて来る可能性があるようです。

Navi 32

Navi 32では5nmのGPUダイと6nmのI/Oダイ+Infinity Cacheと言う構成となり、Navi 31のように3Dスタッキング技術は使われない見通しになっています。

このNavi 32については発売まであと1年近くあることから詳細はあまり無いようですが、性能面ではRadoen RX 6900 XTに対して最低でも20%以上、最大50%程度性能が向上すると見られています。

このNavi 32 GPUは2023年1月から3月の間での発売が予定されているとの事です。

Ryzen 7000シリーズ+RDNA 3となるAPU、『Phoenix』

⚙ D124537 [AMDGPU][clang] Definition of gfx11 subtarget (llvm.org)

AMDではRDNA 3搭載Radeon RX 7000シリーズが発売される予定の2022年下半期にはCPUとしてRyzen 7000シリーズの発売も予定しています。そのRyzen 7000シリーズの中でモバイル向けとして出現予定のAPU『Phoenix』にてRDNA 3が搭載される可能性があるようです。

情報が出現したのはLinux向けのドライバーやソフトウェア開発に用いられるLLVM Projectで、AMDから4つのGPUのハードウェアIDが確認されたとの事です。

出現したのはGFX 1100、GFX1101、GFX1102、GFX1103となっており、GFX 1100がNavi 31、GFX 1101がNavi 32、GFX 1102がNavi 33になると見られています。また、この中で当てはまらないGFX 1103については種別が『APU』と記載があり、Phoenix APUはRDNA 3を搭載したAPUになる可能性が高いようです。

なお、AMDでは例年モバイル向けCPUをCESにて発表を行っているため、このRDNA 3搭載のPhoenix APUに関しては2023年1月頃に発表が行われると見られています。

Radeon RX 7000シリーズに関しては、開発は順調に進んでいるようで、ミドルレンジモデルであるNavi 33が9月頃に発売された後にハイエンドであるNavi 31 GPU搭載モデル、続いて2023年初旬にハイエンドからアッパーミドルのNavi 32がリリースされる順番のようです。Navi 31 GPUについてはMCM化の他に3Dスタッキング技術が活用されるという事でRadeon RX 6900 XTの2倍程度の性能が期待できるようですので、NVIDIAのGeForce RTX 4090にも勝てる可能性はありそうです。

また、Radeon RX 7000シリーズに搭載されるRDNA 3を内蔵するPhoenix APUの存在について今回初めて明らかになりましたが、RDNA 3アーキテクチャーかつCompute Unitを16基または24基搭載となれば、PlayStation 5に近いグラフィック性能をディスクリートGPU無しのラップトップで出せる事となり得ます。そのため、2023年頃に発売されるラップトップではRyzen 7000を搭載していればゲーミングラップトップで無くても最新のAAAタイトルが高画質にプレイ可能と言う革命的なAPUとなるかもしれないので期待がかかります。

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