AMD Radeon RX 7900系のゲーミング性能判明。レイトレ以外はRTX 4080超え?

2022年11月16日にNVIDIAではGeForce RTX 4080を発売しますが、この発売に先立ちAMDでは12月に発売を控えているRadeon RX 7900 XT/RX 7900 XTXをRTX 4080と比べた時の優位性や一部ゲームにおけるパフォーマンス結果を公表しました。

2022年12月13日発売予定のRadeon RX 7900シリーズ

AMDでは2022年11月3日にRDNA3アーキテクチャーとその搭載製品に関するイベントを開催し、RDNA3とその中で最上位GPUであるNavi 31 GPUを搭載するRadeon RX 7900 XTおよびRadeon RX 7900 XTXの仕様や性能の概要と価格、発売日の発表を行いましたが、それ以来AMDではあまり情報を公開してきませんでした。

しかし、Radeon RX 7900 XT、RX 7900 XTXのライバルであるNVIDIAのGeForce RTX 4080の発売が翌日に迫る中でAMDが12月13日に発売を予定しているRadeon RX 7900 XT、RX 7900 XTXについてNVIDIAのGeForce RTX 4080に対する優位性やラスタライズおよびレイトレーシング時におけるゲーミング性能の情報を公表しました。

RX 7900 XTXのラスタライズ性能はRTX 4090に迫る。レイトレーシング性能はRTX 3090 Ti並みに

ゲーミング性能に関しては、ラスタライズ性能とレイトレーシング性能の2つで、今回のスライドではRadeon RX 6950 XTとRadeon RX 7900 XT、RX 7900 XTXそれぞれで計測されたフレームレートも掲載されています。

ラスタライズ性能に関しては、Radeon RX 6950 XTに対してRX 7900 XTでは約30%、RX 7900 XTXでは50%以上の性能向上が記録されています。

計測されたフレームレートで見るとRadeon RX 7900 XTXではResident Evil Villageでは190fps、Cyberpunk 2077では72fps、Watch Dogs Legionは100fpsとなっています。

TechPowerUPがNVIDIA GeForce RTX 4090のレビューを行った際に同じゲームでのフレームレート計測結果と比べるとRX 7900 XTXはRTX 4090に迫るぐらいのラスタライズ性能は持ち合わせているものと見られます。

RX 7900 XTに関してはRTX 4090には及ばないものの、RTX 3090 Tiを20%程度上回るフレームレートを記録しておりRTX 4080に近いスコアを有しているようです。

レイトレーシング性能についてはRadeon RX 6950 XTに対してFSRなど後処理を加えない正味のフレームレートはRX 7900 XTが約20~75%、RX 7900 XTXでは約40~100%とラスタライズ性能以上の向上を記録しています。

この計測結果はRTX 4090と比べるとResident Evil VillageではRX 7900 XTは30%以上、RX 7900 XTXでは約20%ほど劣る結果になっています。

RTX 4080に対してはRX 7900 XTXでは12%上回るスコアを見せており、RX 7900 XTでも4%劣る結果となっておりなかなかの喰い付きを見せています。また、RTX 3090 Tiと比べるとRX 7900 XTは13%、RX 7900 XTXでは32%優れた結果が出ています。

一方で、Cyberpunk 2077においてはRX 7900シリーズはRTX 4090には歯が立たず半分以下の性能となっており、RTX 4080やRTX 3090 Tiに対してもRX 7900 XTでは2~30%、RX 7900 XTXでは10~20%劣る結果になっています。

レイトレーシング性能に関してはドライバーの最適化に加え、ゲームによって得意不得意が顕著に表れやすいのかもしれませんが、レイトレーシング性能を重視するのであればNVIDIAのGeForce RTX 3090やRTX 4000シリーズを選択した方が良さそうな結果になっています。

 

TechPowerUPとAMDが計測した記録では細かな条件は異なっているため、発売前のレビューでは結果が大きく異なる可能性がある事は留意する必要があります。

12VHPWR、価格、DP 2.1対応などでRTX 4080を煽るRadeon RX 7900シリーズ

今回は主にパフォーマンスに焦点を当てたスライドをここではメインに紹介していますが、AMDが公表したスライドではライバルのRTX 4080の価格や仕様を比べているものもあるようです。

上記は価格やメモリー関係でRX 7900シリーズの優位性を紹介しており、Radeon RX 7900シリーズでは320から384-bitのバス幅と20GB~24GBのVRAM容量がある一方で、NVIDIAのRTX 4080では16GB、256-bitである事が紹介されています。

また、RTX 4080では価格が1199ドル(日本円で219,800円)からとなっており、Radeon RX 7900 XTXの999ドル(約16万円)やRX 7900 XTの899ドル(約14.5万円)に比べて安い事がアピールしています。

別のスライドにはRTX 4080 Founders Editionなど筐体の大きさを比べている他、最近問題になっている12VHPWRを使わず『2 x 8 pin』を使っている事をアピールしています。スライドのサブタイトルでも『GPUアップグレード時の複雑性を取り除く。』と書かれています。

また、RTX 4090でも批判されていたDisplay Portに関するスライドも含められており、RTX 4000シリーズではDisplay Port 1.4aにまでしか対応しておらず、出力も8K 60Hz、4K 300Hzが上限にあるのに対して、RX 7900シリーズではDisplay Port 2.1対応に加え、USB-Cも搭載し、出力は8K165Hz、4K480Hzと優位性をアピールしています。

 

Radeon RX 7900 XTとRX 7900 XTXについてはNVIDIAのGeForce RTX 4080やRTX 4070 Tiをライバルとして置いていると言われていますが、AMDが発表したスライド通りであればラスタライズ性能に関してはRTX 4080を超えて、RTX 4090の背中も見えるレベルになっており価格の割には性能が高く、コストパフォーマンスは抜群に良いと言えそうです。ただ、レイトレーシング性能となるとNVIDIAの優位性は圧倒的で、RTX 4090とは勝負にならず、RTX 3090 Tiに迫る事が出来るかどうかというレベルに留まっています。

ただ、価格を考えると999ドル(約16万円ぐらい?)でこれだけの性能が出ている事を考えるとコストパフォーマンスはRTX 4090やRTX 4080より高いと言えるので、RTX 4080の購入検討をしている人の中で急いでグラボの買い替えが必要ではない人はRX 7900 XTXのレビューまで待つ価値はあるかもしれません。

 

すぐに買えるかは分かりませんが、新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されていますので、欲しい方は早めのエントリーする事がオススメです。

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