Radeon RX 7800から7600までのリーク出現。大幅な性能向上はない模様

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AMDでは2022年12月にRDNA 3アーキテクチャを搭載するRadeon RX 7900を発売しましたが、AMDでは続いてRX 7800や7700、7600系を投入することでラインアップの拡充を図る予定ですが、今回これらのモデルに関するリーク情報が出現しました。

目次

AMD Radeon RX 7800、RX 7700、RX 7600に関するリーク情報出現。前世代からの大幅性能向上は見込めず

AMDは2022年12月にRDNA 3アーキテクチャを搭載する最上位モデル!Radeon RX 7900 XTXとRX 7900 XTを発売し、性能面ではRadeon RX 6900 XTの1.3倍、ライバルのNVIDIAのGeForce RTX 4080並みの性能と言うことで比較的好調な売れ行きを記録しています。

AMDではこのRadeon RX 7000シリーズをハイエンドからミドルレンジまでラインアップを拡充する予定で、この中で2023年中の発売が予定されているRadeon RX 7800 XT、RX 7700 XTとRX 7600 XTに関する情報がRed Gaming Techより登場しました。

Radeon RX 7800 XTは現時点ではRTX 4070 Tiより劣る。ドライバー最適化がカギ?

ハイエンドモデルとしてラインアップされるRadeon RX 7800 XTではMCDを4基搭載したNavi 32 GPUを搭載、Compute Unitは60基内蔵し、動作クロックのベースは2.8 GHz、ブースト時は最大2.8 GHzでRadeon RX 7900 XTの に比べると低めの動作クロックになっています。

メモリー関係では、20Gbpsで動作するGDDR6を合計16GB搭載、バス幅は256-bitになり、Infinity Cacheは64MB搭載しています。

性能面では動作クロックを基に算出される浮動小数点演算は最大43TFLOPsとNVIDIA GeForce RTX 4070 Tiより高い数字が出ていますが、ゲーミング時のパフォーマンスはRadeon RX 6950 XT並みで、GeForce RTX 4070 Tiを若干下回るようです。ただ、このパフォーマンスは開発中のドライバーで計測されているため発売までに最適化が終わればGeForce RTX 4070 Tiに迫るような性能を発揮できる可能性があるようです。

消費電力は280Wに設定されるようで、RTX 4070 Tiの285Wと同等レベルになっています。

RX 7700 XTはRTX 4070並みを目指す性能に。前世代ではRX 6800並みの性能

Radeon RX 7700 XTでも同じくNavi 32を使用しますがベースのRadeon RX 7800 XTに対してMCDは3基に減らされCompute Unitも48基に減らされています。メモリーも20Gbpsで動作するGDDR6が12GB搭載に減らされ、MCDが減った事でバス幅も192-bitに縮小、Infinity Cacheも48MBとなります。

ただ、代わりに消費電力は225Wと低くなります。

パフォーマンスはRadeon RX 6800並みでAMDとしてはNVIDIAのGeForce RTX 4070相当の性能を目指しています。

Radeon RX 7600 XTとRX 7600の性能はRX 6700 XTやRX 6650 XT相当に

Radeon RX 7000シリーズの中でも最も売れ筋となるミドルレンジモデルであるRadeon RX 7600 XTとRX 7600についてはMCMを採用しないモノリシックダイのNavi 33 GPUが採用されます。

上位のRX 7600 XTでは32基のCompute Unitが動作クロック2.5 GHz、ブースト時は2.8 GHzで動作します。メモリーは18Gbpsで動作するGDDR6を8GB搭載し、バス幅は128-bitでInfinity Cacheを32MB搭載となっています。

Compute Unitの数は現行のRX 6600 XTと同じですが、動作クロックは8%増となっています。また、RDNA 3アーキテクチャーを採用による性能向上分も含めて性能はRadeon RX 6650 XTまたはRX 6700 XT並みの性能となるようです。ただ、消費電力は180WとRX 6700 XTよりは低いものの、RX 6650 XT並みと電力効率が劇的に良化している訳では無さそうです。

下位モデルのRX 7600は28基のCompute Unitが動作クロック2.3 GHz、最大2.6 GHzで動作します。メモリーは16GbpsのGDDR6を8GB搭載し、32MBのInfinity Cacheしています。

性能はRX 6600 XTからRX 6650 XT並みで消費電力は140Wという事でRX 6600 XTに対しては20Wほど低減が行われています。

AMDのRadeon RX 7000シリーズの中でも最上位のRX 7900 XTXとRX 7900 XTについてはNVIDIAのGeForce RTX 4080並みの性能でありながら、それ以下の価格で登場させたため人気が出ているため、AMDは他のRX 7000シリーズについてもNVIDIAより安価な価格で販売を計画しているものと考えられます。

ただ、少々残念なのが、NVIDIAもAMDも今世代のグラフィックスカードではミドルレンジモデルを中心に、性能を前世代モデルに比べて大きく向上はさせておらず、Navi 33搭載のRX 7600 XTやRX 7600に至ってはCompute Unitの数も同じとなっています。また、当初Navi 33を搭載するRX 7600 XTはRX 6900 XT並みの性能を目指すと言われていたため、AMDが当初目標にしていたと言われている性能から大きく落ちています。

ライバルのNVIDIAがミドルレンジ向けであるRTX 4060についてはRTX 3070並みの性能のモノを出すと言われていますが、AMDのミドルレンジモデルも同等レベルと言えます。あとはAMDがNVIDIAモデルより安価な価格で販売をしてくれればゲーマーにとっては有り難いのですが、AMDも価格を維持するためにGPU供給を絞っていたことが明らかになっていますので期待通り安く登場するかは不透明と言えます。

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