ノートPC向けRTX 4090がデスクトップ向けRTX 3090 Tiを超える性能を記録。

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NVIDIAでは2023年1月開催のCES2023にてノートPC向けのGeForce RTX 4000シリーズを発表しましたが、この中で最上位モデルとなるノートPC向けGeForce RTX 4090に調整を加える事でデスクトップ向けのGeForce RTX 3090 Tiを超えるような性能を発揮する事が可能である事が明らかになりました。

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ノートPC向けRTX 4090を少しOCするだけでデスクトップ向けのRTX 3090 Tiを超える性能を発揮

Tinkered enough – Razer Blade 18 – 4090 : nvidia (reddit.com)

海外のRedditにてRazerが発売したハイエンドゲーミングラップトップでNVIDIAノートPC向けGPU最上位モデルのRTX 4090を搭載するRazer Blade 18を入手したu/Kelzs氏がこのノートPC向けRTX 4090をMSI Afterburnerを用いてチューニングをし、ベンチマークを行った結果が掲載しています。

このRazer Blade 18に搭載されているノートPC向けGeForce RTX 4090ではデスクトップ向けのGeForce RTX 4080で搭載されているAD103 GPUが採用されており、CUDAコアは9728基、動作クロックは各OEMが設定する消費電力量によって異なるものの、最大80Wであれば1455 MHz、最大150Wであれば2040 MHzに設定されます。VRAM仕様は16GBのGDDR6を搭載し、バス幅は256-bit接続、帯域幅は576GB/sを発揮する仕様になっています。

u/Kelzs氏はAfterburnerにてGPU動作クロックをデフォルトに対して+250 MHz、メモリー速度はデフォルト状態にチューニングを施したとの事で、その状態で3DMark TimeSpyベンチマークを行った所、グラフィックススコアは22339ptを記録しています。

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この22339ptと言うスコアはデスクトップ向けRTX 4070 Tiの23390ptと同等とも言えるようなスコアを記録しています。また、前世代の最上位モデルであるRTX 3090 Tiの21015ptに対しては6.3%上回るスコアを記録しています。

RTX 3090 Tiは消費電力は400Wを超えるようなグラフィックカードである一方で、ノートPC向けRTX 4090は最大175Wとなっているため、ノートPC向けRTX 4090はRTX 3090 Tiに対して電力効率の面では2倍を超えることも意味します。

なお、u/Kelzs氏によると+250MHzでRTX 4090を動作させた際にはCPU温度はサーマルスロットリングを引き起こしていたとのことですが、GPU側は80℃程度と良好な温度で動作していたとのことですので、更に高いスコアを目指せる可能性も秘めているようです。

ノートPC向けRTX 4090がRTX 3090 Tiを超えるような性能を叩き出すのはAda Lovelaceアーキテクチャーが高い電力効率を持つ事を表している結果とも言えますが、残念ながらこのノートPC向けRTX 4090を搭載するゲーミングノートPCは大多数が50万円近い価格で販売されているため、多くの人にとっては手の届かない存在と言えます。

ただ、このノートPC向けRTX 4090に搭載されているAD103 GPUはRTX 4080にも搭載されているため、電圧設定や動作クロック設定などを適切に行えばRTX 4080でも200W台と言う低い消費電力で高いパフォーマンスを発揮するようなことが可能となりますので、とにかく高い電力効率でゲームをプレイしたいという方はRTX 4080を組み込むと良いかもしれません。(近々値下げするとも言われていますし。)

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