NVIDIA GeForce RTX 4070の価格判明。日本円では12万円でRTX 4070 Ti並みに

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NVIDIAのGeForce RTX 4000シリーズの中でアッパーミドルレンジ帯モデルとなるGeForce RTX 4070については2023年4月13日発売で計画がされていると言われていますが、今回このRTX 4070の価格について明らかになりましたが、非常に高い価格であることが判明しました。

目次

NVIDIA GeForce RTX 4070の価格判明。米ドルで$749.99、RTX 4070 Tiとたった$50の価格差に。日本円では約12万円と高め。

NVIDIAでは2023年4月13日にアッパーミドルレンジ帯モデルのGeForce RTX 4070を発売する事を計画していると言われており、レビュー記事の公開予定日についても明らかになりましたが、この時に定価モデルは発売日前の4月12日、高価格帯モデルは4月13日以降にレビュー解禁と言う少々変わった予定となっていました。

このレビュー日程については過去にあまり例がなく、RTX 4070については価格が比較的高くコストパフォーマンス面で少しでも高い評価を事前に得ておきたいという意図があるのでは無いかと考えられていましたが、どうやら実際にその通り価格が高い可能性がMoore’s Law is Deadより明らかになりました。

RTX 4070 Pricing Leak: Nvidia’s INSANE Pricing Continues… – YouTube

今回リークに登場するGeForce RTX 4070について仕様をおさらいです。

GeForce RTX 4070では上位のRTX 4070 Tiで採用されているAD104 GPUを搭載していますが、CUDAコア数は7680基から23%減となる5888基に減っており、前世代モデルのRTX 3070と同じコア数になっています。ただ、動作クロックについてはRTX 3070の最大1.7 GHzから最大2.4 GHzと1.4倍に引き上げられており、GPU単体性能も動作クロック向上分に近い伸びが期待されます。

メモリー関係ではGDDR6Xを12GB搭載するなどRTX 3070の8GBから増えておりメモリー容量を求めるゲームでより快適な動作が期待出来ます。メモリーバス幅はRTX 3070では256-bitでしたが、RTX 4070では192-bitへ減らされていますが、メモリーがGDDR6Xを採用することで速度が21Gbpsへ大幅向上しているため、メモリー帯域幅自体はほとんど変わっていないようです。そのため、高解像度でのゲームプレイやオープンワールド系ゲームでも快適なプレイが可能になると考えられます。

そんなRTX 4070ですが、Moore’s Law is Deadが独自ソースから入手した情報によると、NVIDIAがAIBに対して価格情報を通知しているようで、MSRP(メーカー希望小売価格≒定価)は$749.99に設定されるとのことです。

この$749.99と言う価格は上位のGeForce RTX 4070 Tiで設定された$799.99に恐ろしく近い価格に設定されています。RTX 4070 TiからRTX 4070ではCUDAコアが23%減となり性能面でも小さくない差があるのですが、価格差は6%安いだけという異常な値付けになっています。

また、この$749.99は最も安いモデルの話であり、レビュー解禁日が発売日以降に設定されているモデルではRTX 4070 Tiと同じ$799程度に設定されるモデルも多数登場する見込みのようです。ただ、NVIDIA側はAIBに対してRTX 4070 Tiを上回る価格はRTX 4070では設定しない様に呼び掛けても居るようです。

日本での販売価格についてはRTX 4070 Ti発売時の販売為替レートを考慮するとRTX 4070の最安値モデルで設定される$749は日本での販売価格は119,800円と言う設定での販売になる可能性がありそうです。また、カスタムモデルなどの$799については129,800円と言う販売価格になる可能性があると言えます。現在、RTX 4070 Tiの最安値は129,800円で販売されている事を考えるとRTX 4070の119,800円などコストパフォーマンス面でかなり微妙な価格になる事は確実です。

高めの価格をリークして発売日前に値下げし割安感を演出する可能性も

NVIDIAに関してはGeForce RTX 4070 Tiでは当初RTX 4080 12GBと呼ばれていた時の価格、$899で発売する予定であることがリーク情報で先に登場しましたが、高すぎるという批判が殺到し、発表時点では$799に設定した過去があります。

Moore’s Law is Deadによると、これは最近のNVIDIAの戦略ともいえる可能性があり、最初はAIBに対して高めの価格を提示し、AIBのリアクションやリークとして登場した際の世間の反応を見て、最終的には価格を決めるという流れになる可能性が高いとの事です。これにより、割安感を演出する狙いもありそうですが、それでも$649や$699などRTX 3070の後継モデルとしては異常に高い価格になると見られています。(RTX 3070は$499、日本円では6.5万円でした)

NVIDIAのGeForce RTX 4070についてはCUDAコア数がRTX 4070 Tiから23%減るためゲーミング時のパフォーマンスはCUDAコアが減った分だけ下がると見られており、辛うじてRTX 3080並みの性能を確保できる程度の性能であるため、RTX 3080の$699(日本円で最安値10万円)である事を考えると11万円だと誰が買うの?というコストパフォーマンスです。

元々、RTX 4070についてはCUDAコア数がRTX 3070と同じに設定されるなどサプライズの無いグラフィックカードではありましたが、価格は悪い意味でサプライズとなりそうです。最後の最後に$599とかに設定すれば話は別ですが、NVIDIAのRTX 4000シリーズはことごとく期待を裏切っているので、安くなっても$649(日本円で10万円ぐらい)などRTX 4070を見切って、RTX 3080を買う人の方が多くなりそうな展開が予測されます。

不安なのが比較的メインストリームに近いRTX 4070でさえもこの調子ですと、下位のRTX 4060 Tiは$549(約9万円)、RTX 4060は$449(約7万円)などに設定される可能性があり、大して性能が上がっていないのに軒並み価格は前世代のハイエンド並みと言う流れになりそうです・・・

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • RTX4070Tiが12万以上するのはドル円レートや6900XTや3090Tiより上な高性能さを考えたら仕方ないけど、およそ3080程度と言われてる性能のRTX4070が12万付近は「それで売れると思ってるの?」ってなりそう

    新品6900XTが割引やらポイント込みでの「実質」とかじゃなく、税込み売価10万円切りな96000とかであるような有様だしなあ・・・
    まあ、同様の理由で6900XT~6950XT相当とされるRX7800XTや、RX6800を上回る程度とされてるRX7700XTも厳しそうだけど。それどっちも6900XTでいいよねっていうか、下の7700XTでさえ今のレートだと10万するだろうし

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