NVIDIA GeForce RTX 4060のスペック情報出現。RTX 3060より大幅弱体化?

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NVIDIAでは2023年中にミドルレンジモデル向けのRTX 4000シリーズとしてGeForce RTX 4060の発売を予定していますが、このRTX 4060のスペック情報がリークしました。

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GeForce RTX 4060のスペック情報が出現。AD107系GPU採用でRTX 3060を弱体化したようなスペックになる模様

NVIDIAでは2022年9月からGeForce RTX 4000シリーズの内、上位モデルのRTX 4090から順次、RTX 4070 TiやRTX 4070など価格帯の低いモデルの展開を進めていますが、今回この中でも性能と価格のバランスが良い人気モデルのミドルレンジ向けであるGeForce RTX 3060の後継モデル、GeForce RTX 4060のスペックに関するリーク情報がKopite7kimi氏より登場しました。

kopite7kimi氏によると、GeForce RTX 4060ではRTX 4060 Tiと同じ基板であるPG190系が使用されるとのことですが、GPU側はAD107-400-A1 GPUが採用され、CUDAコアは3072コアとなり、VRAMは18Gbpsで動作するGDDR6 8GBを搭載、TDPは115Wの仕様で登場する可能性があるとのことです。

このRTX 4060ではAD107 GPUを使用するとのことですが、前世代のRTX 3060やその前のRTX 2060などNVIDIAではミドルレンジ向けモデルでは106系GPUが使われていましたが、RTX 4060ではより性能が低い107系GPUを使う可能性があるようです。

そのため、仕様的には前世代モデルのRTX 3060ではCUDAコアを3584コア搭載していた所をRTX 4060では3072コアと85%程度に減っており、VRAMもGDDR6で速度は18Gbpsへと高められてはいるものの、容量は8GBとRTX 3060の12GBから減らされてしまっています。

仕様面で見るとRTX 4060に関してはRTX 3060に比べて弱体化とも言えるような変更が行われており、RTX 2060からRTX 3060など基本的に新世代GPUではCUDAコアやVRAM容量は増える傾向にあるのですが、今回のRTX 4060では真逆の方向に行ってしまっています。しかし、NVIDIAとしてはこのような仕様でもRTX 3060を上回る事が出来ると考えていると見られています。

というのも、ノートPC向けRTX 4060でも同じくCUDAコアがRTX 3060に比べて減らされてはいますが、動作クロックはRTX 3060で設定されている1.7 GHzから2.5 GHzへ大きく向上しておりこの動作クロック向上によりゲーミング性能は25%程度向上しているとのことです。

そのため、RTX 3060に比べてCUDAコア数が減った事で性能がRTX 3060以下になるとは考えにくいですが一方でVRAMのバス幅が192-bitから128-bitへ、容量が12GBから8GBへ減らされている事から1080p程度の解像度であればほとんどのゲームを快適にプレイできるものの、1440p解像度やVRAM容量に高い負荷が掛かるゲーム(Hogwarts Legacyなど)ではRTX 3060に比べて大幅なパフォーマンス向上は見られない可能性はありそうです。

RTX 4000シリーズではRTX 4090やRTX 4080など上位モデルでは前世代モデルに比べて仕様面でも性能面でも大幅な向上が見られていますが、RTX 4070やRTX 4060 Ti辺りから前世代モデルと大きな仕様向上は見られなくなり、RTX 4060では前世代を下回る仕様となってしまうようです。消費電力は115Wと滅茶苦茶低くなっている所は良いのですが、ミドルレンジ向けGPUを求めるユーザーは低い消費電力よりやはり前世代を上回る性能を求めている人が殆どと言えますのでRTX 4060については個人的にはハズレモデルのような気もします・・・

ベンチマークなどを見ないと何とも言えないのは確かですが、個人的にはRTX 4060を買うぐらいならRTX 3060 TiやRTX 3070など買って2024年発売のRTX 5000シリーズを狙いますね。DLSS 3.0に魅力を感じている場合はRTX 4060も良い選択肢ですが。

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