Intel Raptor Lake Refreshは第14世代CPUとして登場。最大6.2 GHzで動作へ?

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Intelではデスクトップ向けCPUとして現行の第13世代CPUであるRaptor Lake-Sのリフレッシュ版に当たるRaptor Lake Refreshを2023年下半期に投入する計画ですが、今回このRaptor Lake Refreshのリーク情報が登場、第14世代として登場する事や、最大6.2 GHzの動作クロックなどRefreshと言いながら大きく性能が向上する可能性があるようです。


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デスクトップ向けRaptor Lake Refreshは第14世代として登場。最大6.2 GHz動作のCPUや最大20%の消費電力低減でAMD Ryzen 7000X3Dに対抗。

Intelでは2022年にデスクトップ向けに第13世代となるRaptor Lake-Sを発売し、2023年1月にはエントリーからハイエンドまですべてのラインアップでRaptor Lake-S世代のCPUの発売を行いました。

このRaptor Lakeの次の世代としてIntelは第14世代CPUとしてMeteor Lake-Sをデスクトップ向けに投入を予定していましたが、採用するIntel 4のキャパシティーが不足や開発が間に合っていないのか当初計画されていた2023年末までの投入は難しく、第14世代CPUに関しては2024年末まで投入が遅延する事が多くのリークで明らかになっています。

ただ、IntelとしてはAMDが3D V-Cacheを搭載したRyzen 7000X3Dシリーズや、Ryzen 7000シリーズ最大のネックだったマザーボード価格も大幅に下げたA620の投入などコンシューマー向けCPUで攻勢を強めていくなかでIntelは競争力のある製品を投入する必要があります。そのため、IntelではRaptor Lakeの改良版であるRaptor Lake Refreshをデスクトップ向けに2023年下半期に投入を計画しており、今回このCPUに関するリーク情報がMoore’s Law is Deadから登場しました。

Intel 14th Gen Leak: 6.2GHz RPL-R, Meteor Lake Ultra, Arrow Lake are coming for AMD! – YouTube

IntelではRaptor Lake RefreshについてデスクトップLGA1700向けに2023年Q3(7~9月)に投入を予定しておりノートPC向けのHXシリーズと共に『第14世代』として発売が行われる予定となっています。

CPU構成は最上位モデルは8P+16Eで変わらないものの、6P+8Eや2P+8Eと言ったRaptor Lakeには無かった組合せも計画されています。

動作クロックについては最上位モデルでは最低でも6.2 GHzのブースト動作クロックが設定される見込みで、試作機の出来栄えとしては6.5 GHzでの動作も可能性としてあり得るとのことです。

一方で他のメインストリーム向けモデルにおいてもP-Coreは最大5.5 GHzから6.0 GHzでのブースト動作クロックが設定される見込みで、E-Coreについても全コア4.4~5.0 GHzの動作クロックが設定される可能性があるようです。また、Raptor Lakeでは無効化されているDLVR機能が有効化される見込みで、消費電力は同じ動作クロックではRaptor Lakeに対して10~20%低くなるとのことです。この消費電力の低下により動作クロック向上が可能になっているようです。

上記のようなアップグレードを加える事でゲーミング性能はRaptor Lakeに対して1桁%の向上が見込めるほか、マルチコア性能は10%台の性能向上が見込めるとのことです。これらの性能向上を武器にAMDが発売したRyzen 7000X3Dに対してゲーミング性能は同等レベルまで持っていきつつ、マルチコア性能は上回る事をアピールして売る構えのようです。

IntelのRaptor Lake RefreshについてはRefreshモデルではあるもののRaptor Lakeで間に合わなかったDLVRなどを有効化する事で性能を高める事を計画しているようです。これにより現行のRaptor Lakeより消費電力をあまり上げずに動作クロックだけを向上させることも可能になる為、ワットパフォーマンスが非常に高いAMDのRyzen 7000X3Dに対して競合できるモデルになると言えそうです。IntelのAlder Lakeを使っているユーザーなどはLGA1700が3世代に渡ってサポートされる事は喜んでも良い事かもしれません。

性能向上に大きく寄与しているDLVRについてはASUSのZ790マザーボードのBIOSで機能自体が残されているなことからもしかしたらIntelはこのDLVRについてMeteor Lakeの遅れに備えて急遽、お蔵入りさせた可能性もありそうですね。

なお、このRaptor Lake Refreshは第14世代CPUとしてラインアップはされますが、デスクトップ向けMeteor Lakeについてはまだ投入が中止される事が決まったわけでは無いようです。そのため、第15世代デスクトップ向けCPUではかなりカオスなラインアップになる可能性があります。


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