AMD Radeon RX 7900 XTXの3DMarkスコア登場。4K性能はRTX 4080並み

本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
この記事は最終更新日から1年経過しています。掲載内容や情報が古い可能性があります。
  • URLをコピーしました!

AMDが2022年12月13日に発売を予定しているRadeon RX 7900 XTXとRX 7900 XTですが、今回この2モデルの3DMarkベンチマークのスコア情報が出現し、NVIDIAのGeForce RTX 4080を上回るスコアを記録しています。

目次

Radeon RX 7900 XTXとRX 7900 XTの3DMarkベンチマーク結果が出現。GeForce RTX 4080を超える性能も発揮。

AMDでは2022年12月13日にNVIDIA GeForce RTX 4080のライバルとなるRadeon RX 7900 XTXとRadeon RX 7900 XTの発売を予定しています。

Radeon RX 7900 XTXではCompute Unitを96基搭載し、VRAMは24GB、バス幅384-bitに加え第二世代Infinity Cacheを96MB備えています。

Radeon RX 7900 XTではCompute Unitを84基、VRAMは20GB搭載し、バス幅は320-bitでInfinity Cacheは80MB搭載しています。

この2つのグラフィックスカードはコンシューマー向けGPUとしては初めてチップレットを採用し、ダイサイズ縮小によるコスト低減によりRX 7900 XTXは$999(18万円前後?)、RX 7900 XTは$899(16万円前後)とライバルのNVIDIA GeForce RTX 4080の$999(日本円:219,800円)より安く販売が行われる予定です。

今回はそんなRadeon RX 7900 XTXとRadeon RX 7900 XTの3DMarkベンチマークスコアがレビュー解禁より一足先にVideocardzに掲載され、コストパフォーマンスの高さを見せつけています。

First AMD Radeon RX 7900 XTX/7900 XT 3DMark TimeSpy/FireStrike scores are in – VideoCardz.com

RX 7900 XTXが3DMark TimeSpyの4K解像度でRTX 4080並みの性能を発揮。1440pでは10%ほど劣る結果に。

[visualizer id=”23809″ lazy=”no” class=””]

3DMark TimeSpyのグラフィックススコアにおいてはRadeon RX 7900 XTXは4K解像度で13729pt、1440p解像度で25473ptを記録、RX 7900 XTは4K解像度で13687pt、1440p解像度で23897ptを記録しています。

スコアを比較すると4K解像度においてはRX 7900 XTXとRX 7900 XTはRTX 4080に対して最大3%の差は出ていますが、RTX 4080並みと言えるぐらいの性能を発揮しています。

一方で、1440pになるとRTX 4080に対してRX 7900 XTXは10%、RX 7900 XTは15%ほど劣るスコアが出ています。

4K解像度においてRX 7900系がRTX 4080並みのスコアを出せている背景には恐らくRTX 4080においては256-bitのバス幅が足を引っ張っている一方でRX 7900 XTXやRX 7900 XTでは320-bitを超えるバス幅と大容量のInfinity Cacheが負荷の高い場面で効果を発揮していると考えられます。1440pに関してはRTX 4080のボトルネックでもあるバス幅の影響が少なくなることからコア数と高い動作クロックによるアドバンテージが活かせたためRX 7900系を大きく超えるスコアを達成していると考えられます。

3DMark Fire StrikeではRX 7900 XTXがRTX 4080を10%以上超える場面も。RX 7900 XTでRTX 4080同等レベルに

[visualizer id=”23813″ lazy=”no” class=””]

3DMark Fire StrikeにおいてはRadeon RX 7900 XTXが4K解像度では18853pt、1440pては37702ptを記録、RX 7900 XTは4Kで16915pt、1440pでは33497ptが記録されています。

このFire StrikeにおいてはRX 7900 XTXは4Kと1440pにおいてもRTX 4080を上回っており、1440pでは11%を超えるスコアを見せています。また、RX 7900 XTについてもRTX 4080並みのスコアを記録するなど高いパフォーマンスを発揮しています。

 

Radeon RX 7900系GPUについてはRTX 4080を意識した製品になっていますが、3DMarkの結果を見る限りRTX 4080と同等レベルの性能を発揮できており、価格も$100安い事から消費者にとっては選択肢が増えるとともにAMDにとってはグラフィックカードとしては久しぶりのヒット製品になるかもしれません。あとはレイトレーシング性能がどれだけ喰い付けているのか次第ですが、ラスタライズ性能だけ気にする人であればRX 7900系GPUはかなり良さそうです。

このRX 7900系GPUの性能を見て、NVIDIAもRTX 4080やRTX 4070 Tiの値下げも検討せざるを得ないとも考えられますので、世代を追うごとに価格を大幅に上げるNVIDIAを止める役割にも期待したい所です。


 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次