RTX 3000シリーズの在庫状況はより深刻化している模様。春節が原因か

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NVIDIA GeForce RTX 3080などRTX 3000シリーズグラフィックスカードの在庫不足は世界各国で未だに続いています。この在庫不足について、EUでは2021年第一四半期にかけて一段と悪化する見込みとなっています。

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目次

RTX 3000シリーズは需要を全く満たせていない模様

Nvidia RTX 30-Series GPU Availability to Worsen in Q1: Report | Tom’s Hardware

EUのPCハードウェア販売を手掛ける量販店などがNVIDIAと在庫状況について確認した所、2021年第一四半期にかけてRTX 3000シリーズグラフィックスカードの入手性はより一段と悪化するとの知らせを受けたとの事です。

 

各製品の在庫予測

RTX 3090:非常に少ない入荷数だが、予約数は少ない。(需要>供給)
RTX 3080:非常に少ない入荷数。一方で予約数は非常に多い。(需要>>>>供給)
RTX 3070:少ない入荷数で予約数も少ない。(需要≒供給)
RTX 3060 Ti:非常に少ない入荷数。一方で予約数はまぁまぁ多い。(需要>>供給)

EUの量販店情報によると、RTX 3080とRTX 3060 Tiについては、入荷数が少ない割りに多くのユーザーが手に入れようと予約をしており、入手するには時間がかかる事が明白です。

一方で、RTX 3070やRTX 3090については、大量に入荷する訳ではありませんがあまり人気が無いためRTX 3080やRTX 3060 Tiに比べると入手は容易かもしれないとの事です。

 

2021年第一四半期は悪い時期

この在庫不足の原因ですが、特に2021年第一四半期はグラフィックスカードの供給を悪くする原因があります。

それが、中国の春節です。多くのGPUやグラフィックスカードの製造は中国や台湾などで行われており少なくとも2月11日から2月17日までは休みに入る工場が多いです。これにより、グラフィックスカードの製造自体も停止しますが、製造に必要な部材などサプライチェーンも同じく停止します。もちろん、事前に計画された停止のため、休みが明ければすぐに正常化しますが、それでもこの1週間~2週間近い期間は製造が止まり、出荷数が減る事は確実です。

 

EUでの話だが、世界的にも同じ状況か

今回、Toms Hardwareの記事ではEUの量販店での話でしたが、アメリカや日本も例外とは言えないと考えられます。特に春節で工場が止まる話は世界共通で影響を受ける話です。また、最近では仮想通貨の価格上昇に伴い、グラフィックスカードの需要は追い打ちをかけるかのように大きく膨れ上がっています。

NVIDIAでは2020年11月の第三四半期決算発表の場で2021年第一四半期にかけてRTX 3000シリーズの在庫状況は改善に向かうと明言していました。

RTX 3000シリーズの品薄は来年まで続く模様。NVIDIAが決算発表会で発言 – Gaz:Log

ただし、この情報を見る限り事態が好転する兆しは見えていません。NVIDIAでは2021年2月中頃に第四四半期決算発表が実施される見込みです。第三四半期決算の時と同様、NVIDIAはRTX 3000シリーズの在庫状況について何かしらアップデートをするものと見られていますのでどのような発言がされるのか注目です。

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