NVMeを搭載したHDDが出現。SAS 12GやSATAは徐々に縮小か

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NVMeと言うとSSD、SATAと言うとHDDと言う印象を持つ自作PCユーザーは多いと思いますが、この常識を打ち破る、NVMeを搭載したHDDの存在が確認されたようで、間もなく発売される可能性がありそうです。

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NVMeを搭載したSeagate製HDDの写真がリーク。コネクターにはU.2を搭載

NVMeというとマザーボードに刺すタイプのSSDを想像する人も多いかと思いますが、このNVMeが搭載されたHDDがまもなく登場するようです。

リーク画像はharukaze5719氏から出現しており、Seagate製のサーバー・データセンター向けハイエンドHDDであるExosエンタープライズにNVMeが搭載されたモデルとなっています。

リーク画像からはどのような端子であるかは見えませんが、NVMeに対応するコネクターである必要性やSeagateでは2021年9月に1本のコネクターでSATAやNVMe、SASなどを統合したU.2コネクターが搭載されたNVMe搭載HDDのサンプル品を公開していることから、U.2コネクターであると見られています。

U.2でNVMeを使用すると片側32Gbpsの通信速度に対応し、HDDで使うにはオーバースペックではありますが、SAS 12GbpsやSATA 6Gbpsは旧規格となっており、ラックマウントなどでSSDやHDDを自在に入れ替えられるという面でU.2に変更するメリットは大いにあります。ただ、これらはあくまでエンタープライズ向けであり、コンシューマー向けでU.2 NVMeを搭載したHDDが一般的に採用される可能性は今のところあまり無いため今後数年間はSATA対応のHDDが主流になると考えられます。

 

SATA規格に関しては最新のSATA 3が登場してから既に15年近く経過していることから徐々に消えていく事は確実と言えそうです。特に効率が最重要視されるサーバー・データセンター向けにおいてはSSDにも対応できるU.2が徐々に普及しているため、U.2でNVMeを搭載するHDDは互換性と言う面では合理的かもしれません。

一方で、コンシューマー向けにおいてはSATAでも特に問題が無い事や規格を変更すればマザーボード等ではSATAとU.2両方を搭載する期間が生じるなどメリットが無い割りにコストが上がるなどデメリットが多いため恐らくU.2搭載のNVMe HDDは一般的には採用されないと考えられます。

 


 

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