NVIDIA GeForce RTX 3090 TiがEAC認証取得。一方で再設計される情報も

NVIDIA GeForce RTX 3090 TiについてはCES2022にて発表がされたものの、1ヵ月以上何も情報が出されていません。この理由としては歩留りの問題が原因と言われていますが、設計が完了した際に取られるロシアのEAC認証を取得したようです。その一方、消費電力増で基板の再設計を行う必要が出てきたと言う情報もあるようです。

状況が流動的なGeForce RTX 3090 Ti

NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti Founders Edition Graphics Card Presumably Based on PG136C PCB (wccftech.com)

NVIDIAではCES2022にてハイエンドモデルであるGeForce RTX 3090 Tiについて発表を行いましたが、このモデルでは簡単な仕様情報に留める公開となり、発表から1ヵ月が経っていますが発売時期に関する情報や詳細仕様の発表は一切出ていません。

この理由としては、RTX 3090 Tiで採用される全CUDAコアが有効化されたGA102の歩留りが悪い事、またTDP 450Wで動作クロックが最大1.86 GHzを維持する事が困難である事などが挙げられています。

ただ、NVIDIAとしてはこの問題について解決が行われたのか、ロシアのEAC認証を取得した模様です。

RTX 3090の基板番号PG136の派生、PG136CがEAC認証に出現

NVIDIAのGeForce RTX 3090に関しては、PG136とPG132と呼ばれる基板番号が割り当てられており、PG136はFounders Edition(FE)用に採用されている異形基板、PG132がZotacなどで採用されているリファレンス基板となっています。

今回、新たにロシアのEAC認証に登録されたのがPG136Cと呼ばれる基板番号で、RTX 3090 Tiである可能性が高いようです。CES2022で公開されたRTX 3090 Ti FEのデザインはRTX 3090 FEとほとんど同じでしたが、RTX 3090 Tiでは従来まで両面に実装されていたGDDR6Xが片面実装に改めている事や16ピンに対応したPCIe Gen 5.0対応電源が搭載されると見られており、基板デザインの変更が必要になっています。

通常、EAC認証など認可取得は最終設計が終わった後に行われるため量産の目途は立った可能性が高そうですが、新たな設計上の不具合が見つかったという情報もあります。

電圧上昇で次はメモリーに不具合が発生している模様。一部RTX 3090 Tiは基板を再設計へ

Moore's Law is Deadでは数日前にRTX 3090 Tiの遅れに関する情報を配信していましたが、そのアップデートが少しだけ語られています。

RTX 3090 Tiに関してはTDP 450Wで動作しつつ、GA102に搭載されているCUDAコアすべてを1.86 GHzで動作させる事は困難と判断し、動作電圧を上げる事で解決を図ろうとしたようです。しかし、動作電圧を上げた事で次はGDDR6Xの動作に問題が起きてしまい、もしかしたら基板を完全に再設計する必要が出てきたとの事です。

そのため、発売に関しては4月以降に延期される可能性が高いとの事です。ただし、EVGAなどは既にRTX 3090 Ti Kingpinなどをティザー公開していますが、このような超ハイスペックモデルに関しては高い電圧での動作に耐えうる設計になっている事から4月の早い段階で発売が行われるかもしれません。

数日前に、楽天に掲載がされていたMSI製 RTX 3090 TiもSUPRIM Xと呼ばれるオーバークロックモデルであったため、もしかしたら同じ理由で早い段階で登場するかもしれませんが、RTX 3090 Tiに関してまだまだ状況が流動的という事だけは確かなようです。

 

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RTX 3090 Tiについては何となく、RTX 3090ベースにGDDR6Xを片面実装に変更して、全CUDAコアを有効化したGA102 GPUを搭載するというほぼRTX 3090流用設計でリリース出来る、つまり低コストで開発が出来ると目論んで開発がされたものの、蓋を開けてみれば流用じゃ全然無理と言う流れなような気がします。

4月以降の登場となると、AMDのRadeon RX 6950 XTなどの登場と被るまたは、RX 6950 XTよりも遅れる可能性も高く、RTX 4000シリーズも意識され始める時期に差し掛かるため、数日前に出現した『60万円』近い価格では売れないと思うのですが、NVIDIAやAIBはどのような価格設定を行うのか注目です。

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