NVIDIA GeForce GTX 1630が6月15日に発売延期。性能はGTX 1050 Ti以下

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NVIDIAでは2022年5月31日にエントリーモデルのGTX 16シリーズ新モデル、GeForce GTX 1630をリリースする予定でしたが、当初の発売日より2週間遅い2022年6月15日発売に延期が決定したようで、AIBやプレスへ案内を出しているようです。また、大まかな性能に関する情報も出現しましたが、残念ながらGeForce GTX 1050 Tiを下回る可能性が高いようです。

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GeForce GTX 1630の発売日は2022年6月15日。一部国でのみ販売?

NVIDIA GeForce GTX 1630 launch shifts to June 15th, new card reportedly slower than GTX 1050 Ti – VideoCardz.com

NVIDIAではエントリーモデルにあたるGeForce GTX 16シリーズの新モデル、GeForce GTX 1630を2022年5月31日に発売する予定でしたが発売日が変更になりました。

新しい発売日は2022年6月15日(水)で日本時間の23:00より発売が開始される見込みです。

なお、このGeForce GTX 1630はメディア向けにレビュー品などが提供される予定は無いとのことで、レビュー掲載数は少なく、ベンチマーク結果を元に購入を考えている方は発売後数日は待たないと情報が揃わない可能性があります。

また、価格についても現時点では不明の他、全世界で発売がされずGTX 1630などエントリーモデルGPUの需要が高い東南アジアや中国など一部国に限定しての発売となる可能性もあるようです。

性能はGeForce GTX 1050 Ti以下になる見込み

GeForce GTX 1630はIntelの新GPU、Arc Alchemistのエントリーモデルに対抗する他、2016年10月25日に発売されたGeForce GTX 1050 Tiの置き換えも目的に投入が予定されています。

仕様はTSMC 12nmで製造されるTU117 GPUが採用されており、CUDAコア数は512基となっています。このCUDAコア数は上位モデルのGeForce GTX 1650に採用されている896基の6割以下に留まっています。

メモリーにはGDDR6が4GB搭載されますが、バス幅が64-bitと狭くなっているため帯域幅は96GB/sとなっています。これがGTX 1630にとってボトルネックとなっているようで、GTX 1650の帯域幅192 GB/sやGTX 1050 Tiの112 GB/sを大きく下回っており、Videocardzの情報では3DMarkなどのベンチマークにおいてGeForce GTX 1050 Tiを下回る可能性が高いようです。

GPUモデル GeForce GTX 1630 GeForce GTX 1650(GDDR6 75W版)
GPUコア TU117-150 TU117-300
動作クロック(ブースト時) 1800 MHz 1590 MHz
VRAM速度 12 Gbps 12 Gbps
VRAM 4 GB GDDR6 4GB GDDR6
VRAMバス幅 64-bit 128-bit
VRAM帯域幅 96 GB/s 192 GB/s
TDP 75W 75W

性能がGTX 1050 Tiを下回るとなると、GTX 1630の投入理由は置き換えが目的というより、Arc AlchemistのエントリーモデルであるArc A310を潰すためだけの製品である気がしますね。

また、発売が世界各国で行われるかどうかも明らかになっておらず、GTX 1630などがネットカフェ需要を見越して販売されるという話もあったことからもしかしたら日本や欧州、アメリカなどでは販売がされず、ASEANや中国などごく限られた国で発売日を迎えるかもしれません。

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