NVIDAの中国向けAI GPUの発売が延期。収益に大きな痛手になる可能性

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NVIDIAの中国向けAI GPU『H20シリーズ』の発売が技術的理由で延期。収益に大きな痛手になる可能性。

アメリカでは、国防上の懸念から、一定の性能を持つ高性能AI向けハードウェアの中国への輸出にライセンス制を導入するなどの制限を設けています。この制限対象となるモデルには、Ampere A100やHopper H100などの超高性能ハードウェアが含まれていました。これを受け、NVIDIAはこれらのGPUの性能に制限を加えた、中国限定のAmpere A800とHopper H800の2モデルを投入しました。

しかし、アメリカ政府はNVIDIAのこの対応を好ましく思わず、性能要件の制限を改定しました。その結果、Ampere A800とHopper H800に加え、コンシューマー向けのGeForce RTX 4090も中国への輸出に制限がかかる状況となりました。

これに対処するため、NVIDIAは新たな中国向けAI GPUのH20シリーズを投入することを決定しましたが、このH20シリーズの発売が当初の予定より大幅に遅れる可能性があるようです。

Exclusive: Nvidia delays launch of new China-focused AI chip -sources | Reuters

H20シリーズは元々2023年内の投入を予定しており、BaiduやTencentなどへの大量納品が計画されていました。しかし、ロイター通信によると、技術的な問題により、この中国向けAI GPUの投入が2024年以降に延期された可能性があるとのことです。延期の具体的な理由は「技術的な理由」とのみ報じられていますが、H20はHopper H100とほぼ同じ構造を持ち、巨大なダイとCoWoS技術による製造が必要です。急ピッチでの生産はキャパシティの観点からも困難だった可能性があります。

このH20の延期はNVIDIAにとって大きな痛手となる可能性があります。これは、計画された売上高や収益の確保ができないことに加え、他のメーカーのAI向けGPUへの乗り換えが起こるリスクを含みます。特に、NVIDIA製GPUの発売遅延により、中国国内企業が製造するAI向けGPUへの乗り換えが加速する可能性があり、中国市場でのNVIDIAのシェアが大きく減少する恐れがあります。

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