Intel 第14世代CPU Meteor Lakeの性能はRaptor Lakeの1.5倍。iGPU性能は2倍に

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Intelでは2023年下半期から2024年上半期にかけて第14世代CPUのMeteor Lakeシリーズの投入を予定していますが、今回このMeteor LakeについてIntelが目標としている電力効率および内蔵GPUの性能に関するリーク情報が出現しました。

目次

Intel 第14世代CPU Meteor LakeではRaptor Lake比で1.5倍の電力効率、iGPU性能は2倍に向上へ。

Intelでは2023年下半期から2024年上半期にかけてIntel 4(7nm相当)プロセスを採用した新アーキテクチャーを採用した第14世代CPUとなるMeteor Lake CPUの投入を予定しています。このMeteor LakeではIntelが力を注ぐチップレットデザインである『タイル』が採用され、CPUとGPU、アクセラレータなどをそれぞれ異なるタイルとして製造し、最終製品では複数のタイルを組み合わせた製品として出荷が行われる構造になっています。

今回、このMeteor LakeについてCPU関連のリーク情報を扱う、OneRaichu氏より性能に関するリークが出現しました。

About iGPU, I think it maybe will reach almost 2x perf levels. (128EU@2.0+GHz VS 96EU)

— Raichu (@OneRaichu) February 6, 2023

OneRaichu氏によると、Meteor Lakeの性能について同じP+Eコア数の組み合わせのRaptor Lake CPUと比較すると1.5倍程度の性能になるとのことです。ライバルのAMDではZen 4がZen 3に対して1.25倍の性能向上が行われている事を考えると、このリーク通り1.5倍の性能向上と言うのはかなり大きな向上と言えます。

Meteor Lakeについては上述の通りP-CoreはAlder Lakeから採用されているGolden Coveの改良版ですが、E-Core側はかなり大掛かりな改良または完全刷新されたCPUアーキテクチャーとなっているため、このE-Core側で電力効率を大きく向上させる計画と言えそうです。

また、OneRaichu氏はCPU性能に加えて、Meteor Lakeで搭載されている内蔵されるGPUに関するリークも発信しています。

Meteor Lakeに内蔵されている内蔵GPUについてはRaptor Lakeに搭載されていた内蔵GPUに対して約2倍の性能に達する見込みです。Meteor LakeではGPUコアであるExecution UnitがRaptor Lakeの96基から128基に増えると同時に動作クロックは1.5 GHzから2.0 GHz越えとなり、このコア数と動作クロック増によって2倍程度の性能を実現する見通しのようです。

Meteor Lake CPUがターゲットにする市場は主にノートPC向けであり、同じくノートPC向けのAMD Ryzen 7040シリーズでは内蔵GPUの性能が大きく向上しています。このRyzen 7040シリーズでは内蔵GPU性能は3DMark TimeSpyで3000ptを記録するなど、数世代前のデスクトップ向けGPU並みの性能を持っています。

一方で、Meteor LakeがRaptor Lake搭載の内蔵GPUから約2倍となると、3DMark TimeSpyで2600pt程度となるため、AMDのRyzen 7040には敵わないものの性能差はかなり小さくなっています。

Intelでは2023年に投入した第13世代 Raptor LakeのノートPC版は実質、第12世代のAlder Lakeのリネーム品となっているため、この第14世代 Meteor Lakeの存在は重要な存在と言えます。AMDのZen 4 Ryzen 7040シリーズでは電力効率が高い他に内蔵GPU性能も非常に高いため、競争力が高いCPUになりますが、Meteor Lakeの性能がリーク通り電力効率が1.5倍程度、内蔵GPUもになればZen 4搭載のRyzen 7040シリーズに十分対抗できるCPUになると言えます。


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