GPUの転売価格が大きく下落中。販売価格と同様、2ヵ月で約20%下落

GPUの販売価格が2022年1月から販売価格は下落方向に向かっていますが、GPU販売価格が上がる理由の一つでもあった転売価格も大きく下落に向かっているようです。

販売価格に釣られて転売価格も下落中

Looking for a GPU? Don't buy yet - graphics card prices are falling rapidly | TechRadar

GPUの販売価格については2021年末までは最低でも定価の2倍程度の価格で販売されており、eBayなどに出品される転売商品については利益を得るために販売価格よりも高い価格で出品されることが多くなっていました。

GPUの販売価格は右肩下がりで下落。一方でAMDとNVIDIAは定価販売を演出

ただ、2022年に入り始めてからGPU価格の高騰を引き起こしていた理由の一つでもあったEthereum価格の大幅な下落と電気代の高騰によってマイニング目的での購入が大幅減少、結果として販売価格の下落に繋がっているようですが同じくして販売価格と同様に入手しにくいGPUで利益を得ようと企む転売屋も安値でないと売れなくなっているようです。

eBayでの転売価格は2ヵ月前に比べて約20%下落

eBayでは新品、中古問わずGPUが多く販売されていますが、新品GPUについてはBestBuyやMicrocenterなど量販店で購入した製品に対してeBayの仲介手数料や転売屋側の利益などが乗せられた状態で販売されるため販売価格より10~20%ほど高い状態で出品されている場合がほとんどとなっています。

アメリカでは依然としてGPUが手に入りにくい状態は続いており、未だにeBayでGPUを転売しても多少の利益は出せる状態にはなっているのですが、TechRadarが入手した情報によるとeBayでの転売価格が大幅に下落しているとの事です。

例えばハイエンドモデルであるNVIDIA GeForce RTX 3090に関しては2021年12月中旬頃は3024ドルが平均取引価格でしたが、2022年2月15日時点では2362ドル程度で21.9%の下落を記録しています。またハイエンドモデルの中では最も人気なRTX 3080に関しても1708ドルから1445で15.4%、RTX 3070やRTX 3060に関しても2ヵ月間で取引価格が17~18%程度低下しているとの事です。

その他モデルの詳細価格はTechRadarサイトに掲載されています。

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旧モデルのGPU価格も大幅下落中

価格の下落はGeForce RTX 3000シリーズなど現行世代だけに留まらず、RTX 2000シリーズやGTX 1000シリーズなど旧世代モデルに関しても同様の傾向のようです。

旧世代とはいえ、今でも十分使えるGPUであるGeForce RTX 2080やRTX 2070系に関しては2021年12月から2月までに17~21%程度の下落を記録しています。ただ、下落幅はRTX 2080 SuperやRTX 2080 Tiなどは17%付近で止まっており、下落ペースも徐々に横ばい傾向となりつつあるため、旧世代ではあるものの性能面ではRTX 3070相当と十分使えるGPUであるため需要は底堅いようです。

一方で、GTX 1080についてはVRAM容量の差で大きな差が出ており、6GB版は295ドルから244ドルと17.4%しか下がっていませんが、3GB版については288ドルから187ドルと34.8%もの下落を記録しています。GTX 1060の6GB版については260ドル前後で発売されているRadeon RX 6500 XTと性能面でほとんど同等か劣るぐらいの性能ではあるため価格が同じぐらいで推移していますが、3GB版については最新タイトルのプレイが困難であるためか価格は大きく下落している状態になっています。

 

ギャズログ | Gaz:Log

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GPUの販売価格は下落する方向へ向かい始めており、GPU不足の際には邪魔な存在でしかなかった転売屋もそろそろ退場する時が近くなって活きたようです。転売屋で言うと、ヤフオクの落札履歴を見て見るとRTX 3080など新品GPUについてはほとんどがLHR前のモデルが高値で取引されているものの、LHR適用モデルに関しては価格.comで販売されている価格よりも安値で落札されている場合が多く、手数料や送料などを差し引くと明らかに赤字のような状態のものが目立ってきています。

販売価格については年末までにGeForce RTX 4000シリーズやRadeon RX 7000シリーズの登場などが予定されているため恐らく下がる可能性が大きいですが、ロシアによるウクライナ侵攻とそれに伴う原油高や半導体製造に必要なネオンガスがウクライナから供給されているなどリスク要因はまだあるので完全に安心しきれる状態では決してなさそうです。

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