6月1日に発表されたGeForce RTX 3080 Tiですが、レビュー解禁日である6月2日を前に、中国のBilibiliに3DMarkやRed Dead Redemption 2やShadow of the tomb Raiderのベンチマークが掲載されました。
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6月4日発売、GeForce RTX 3080 Tiの仕様と予約在庫情報
GeForce RTX 3080 Tiの各種ベンチマークが出現
中国版の動画投稿サイト、Bilibiliに発売開始前にGeForce RTX 3080 Tiを入手したユーザーがGeForce RTX 3080やRTX 3090と3DMarkや各種ゲームでの性能を計測する動画が投稿されました。この投稿主は約$3136（約35万円）でフライング販売されていたGeForce RTX 3080 Tiを購入して計測をしたようです。
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GPU-Zを確認すると、バージョンが古いためかGeForce RTX 3080 TiのPCI Device IDなどを正常に読み込めていませんが、投稿者によると定格でOCされたモデルが使用されているとの事です。少し、信憑性に疑問が出そうですが、この投稿主は過去にも発売前のGPUでベンチマークなどを計測した動画をあげているため、実績で言えば信憑性はあるようです。
ここでは、動画をまとめて簡単に結論だけ書きます。
マイニング性能
マイニング性能はLite Hash Rateが搭載されているため、GeForce RTX 3080の90MH/sを大きく下回る65MH/sが記録されています。なお、この65MH/sはPower Limitをかけ、メモリークロックを大幅に上げる最適化を施した状態でのハッシュレートであり、非常に悪いと言えます。また、消費電力も227W消費しているため、マイニングには圧倒的に不向きな仕様になっています。
ゲーミング性能
GeForceはゲームの為のグラフィックスカードであるため、ゲーミング性能こそ最も重要な情報となります。GeForce RTX 3080 TiとRTX 3080、RTX 3090を比較したものが以下になります。
3DMark平均点
3DMarkの各種設定での平均点では、GeForce RTX 3080 TiはRTX 3090に非常に近い性能を発揮しています。定格（紫色）ではRTX 3080 TiはRTX 3090に対して約1%下回る程度の差しかありませんでした。一方で、RTX 3080に対しては10%近く差をつけて性能面でリードしています。
また、オーバークロック時の設定の詳細は不明なものの、GeForce RTX 3080 TiとRTX 3090の差は小さく、RTX 3080はオーバークロックを施しても定格OCのRTX 3080 Tiには5%近い差を付けられている状態となっています。
使われた3DMarkの設定は以下の通りです。
FireStrike、FireStrike Extreme、FireStrike Ultra、PortRoyal、TimeSpy、TimeSpy Extreme
各種ゲームでの平均点
各種ゲームでの平均点は3DMarkでの計測時よりも各種モデル間の差が広がっています。GeForce RTX 3090が約2%、GeForce RTX 3080 Tiに対してリードする結果となっており、RTX 3080 TiがRTX 3080に約12%リードする結果となっています。ただ、2%と言う差は非常に小さいと言えますので全体的にはRTX 3080 TiとRTX 3090はほとんど同等と言えるかもしれません。オーバークロック時はRTX 3080 Tiは定格OCに比べて4%ほど性能が向上しているため、オーバークロックを行えばRTX 3090に迫る性能を発揮することは可能なようです。
使用されたゲームは以下の通りです。
Red Dead Redemption 2、Shadow of the Tomb Raider、GTA5、PUBG、Assasins Creed Valhalla、Cyberpunk 2077
各種3DMarkやゲームのベンチマーク結果部分をスクリーンショットした画像はVideocardz内に掲載されています。
GeForce RTX 3080 Tiの性能はCUDA利用時はRTX 3090に迫る勢いでしたが、3DMarkや各種ゲームプレイ時でもその傾向は変わらないようです。レビューに共仕されたモデルが明確でないため、Linus Tech TipやJayz Two Centzなど海外の有名所Youtuberからのレビューを見ないと何とも言えませんが、もしこの情報が正しいのであれば、RTX 3090をベースにVRAMを12GBに減らされた事で、GeForce RTX 3080 Tiはハイエンドゲーミング用途としては無駄が無く、性能面でも満足が出来そうな性能に仕上がっていると言えると思います。あとは価格がどんなものになるのか次第ですが・・・
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