GeForce RTX 3070 Tiのゲーミングベンチマークが出現

本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
この記事は最終更新日から1年経過しています。掲載内容や情報が古い可能性があります。
  • URLをコピーしました!

6月10日の22:00から発売が開始されるGeForce RTX 3070 Tiですが、レビュー解禁日である6月9日を前に、中国のBilibiliに3DMarkやRed Dead Redemption 2やShadow of the tomb Raiderのベンチマークが掲載されました。

目次

GeForce RTX 3070 Tiの各種ベンチマークが出現

NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti tested ahead of launch – VideoCardz.com

中国版の動画投稿サイト、Bilibiliに発売開始前にGeForce RTX 3070 Tiを入手したユーザーがGeForce RTX 3070およびRTX 3080で3DMarkや各種ゲームでの性能を計測する動画が投稿されました。この投稿主はGeForce RTX 3080 Tiが発売される前にも同様に事前に手に入れてレビューをしています。

RTX3070Ti preemptive review, 618 years of urging RTX3070Ti is not playing monkey foreplay – beep mile _bilibili

GPU-Zを確認すると、バージョンが古いためGeForce RTX 3070 Tiの一部情報は正常に読み込めていませんが、Subsystem IDによるとこれはColorful Vulcan Xと見られています。前回、RTX3080Tiの時も古いGPU-Zが使われていましたが、これはBIOSバージョンなどリーク元にたどり着ける情報を隠したいという意図があるようです。

ここから先は、動画をまとめてベンチマークの結論だけ書きます。

マイニング性能

GeForce RTX 3070 Tiもマイニングに対してはLite Hash Rateが搭載されているため、GeForce RTX 3070の60MH/sを下回る40MH/sが記録されています。なお、Power Limitの制限+VRAMクロックアップなどの最適化を施した状態では45MH/sが記録されていますが、消費電力は200Wを越えておりこれまた純粋なマイニング性能および効率面ではマイニングに不向きな仕様にされています。

ゲーミング性能

GeForceとして、最なゲーミング性能についてです。

3DMark平均点

3DMarkの各種設定での平均点では、GeForce RTX 3070 Tiの性能はRTX 3070に対して約10%向上しています。RTX 3070 TiではCUDAコアが5888から6144と約4%しか増えていませんが、VRAMがGDDR6X化された事による帯域幅の拡大によって全体的な性能はCUDAコア増加分以上に向上しています。ただ、同じくGDDR6Xを採用するRTX 3080はRTX 3070 Tiを18%程度上回る性能を見せており、GPUコアが異なる事もあり、非常に大きな性能差となっています。

使われた3DMarkの設定は以下の通りです。
FireStrike、FireStrike Extreme、FireStrike Ultra、PortRoyal、TimeSpy、TimeSpy Extreme

各種ゲームでの平均点

各種ゲームでの平均点は3DMarkでの計測時よりRTX 3070 TiとRTX 3070の差は少し縮まり、RTX 3080との差は広がっています。RTX 3070 TiはRTX 3070を約8%上回る結果となっておりRTX 3070をオーバークロックすれば近い所まで追いつけるかもしれない数字となっています。一方で、RTX 3080に目を向けるとRTX 3070 Tiに対して約22%も向上しており、同じ土俵で比べるのが間違っているとしか思えない結果となっています。(GA104コア vs GA102コアですから当たり前ですよね・・・)

使用されたゲームは以下の通りです。
Shadow of the Tomb Raider、GTA5、Assasins Creed Valhalla、Cyberpunk 2077

なお、別のBilibiliユーザーが投稿したRTX 3070/RTX 3070 Ti/RTX 3080ベンチマークでも同様の結果となっており、RTX 3070 TiはRTX 3070に対して性能は10%以内の向上に留まっています。解像度別で見ると、1080p環境下ではRTX 3070に対するRTX 3070 Tiの向上幅は8%になっていますが、帯域幅が要求される4K解像度では10%に伸びています。

各種3DMarkやゲームのベンチマーク結果部分をスクリーンショットした画像はVideocardz内に掲載されています。

 

GeForce RTX 3070 TiはCUDAコアがRTX 3070に対して約4%程度の増加に留まっていますが、GDDR6X化によって性能は約10%程度上がっています。特に解像度が上がれば上がるほど性能差は大きくなるようですが、最大でも10%程度の差であるため、ゲームプレイで大きく違いを体感できるほどの差があるとは言えません。

最近はRTX 3070の在庫が復活し始めており、価格も10万円~12万円で販売されています。一方で、RTX 3070 Tiは13~15万円で販売される予定と言われており、10%の性能向上に対して1万円余分にお金を出す価値があるのか少し考える必要があります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次