デスクトップ向けGeForce RTX 3050系の仕様が出現。開発は継続中?

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一時は投入が中止されるというリークがあった、デスクトップ向けのエントリーモデル、GeForce RTX 3050 TiとRTX 3050ですが、どうやら投入に向けた準備は進められているようで、コア数やVRAM容量など一部仕様情報が出現しました。

目次

RTX 3050シリーズは開発継続中?

Desktop NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti/RTX3050 get new rumored specs after nearly a year – VideoCardz.com

GeForce RTX 3050 TiとRTX 3050については、Moore’s Law is DeadにてRTX 2060 12GB版に関するリークと共にパフォーマンス面でRTX 2060 12GB版に対してアドバンテージが無いことからデスクトップ向けは投入されないとの事でしたが、kopite7kimi氏から逆に、このRTX 3050 TiやRTX 3050に関するコア数やVRAMなどの最新情報が出現しています。

RTX 3050 TiはCUDAコア3072基で最大12GBのVRAM搭載

GeForce RTX 3050 Tiについてはkopite7kimi氏によって2020年11月頃に初めてリーク情報が出現しており、その時はGA106 GPUを採用し、CUDAコアは3584基搭載されるとの事でした。しかし、この3584基と言うのは半年後に登場したRTX 3060で採用されており、RTX 3050 Tiがどうなるかは見当が付かない状態となっていました。

そして、ほぼ1年が経った今、このGeForce RTX 3050 Tiについて情報が更新されています。

kopite7kimi氏によると、RTX 3050 Tiについては、RTX 3060で採用されているGA106系が採用される予定で、GA106-150-A1と呼ばれるようです。CUDAコアにはRTX 3060の3584基から約15%減らされた3072基になるようです。また、VRAMはGDDR6が6GBまたは12GB搭載されるとの事です。

RTX 3050 Tiについてはモバイル向けには既に展開されていますが、こちらはGA107 GPUを採用しており仕様面でもCUDAコアが2560基でVRAMがGDDR6 4GB、バス幅が128bitとなっています。ただ、今回出現したデスクトップ向けのRTX 3050 Tiでは上位のGA106 GPUを採用しており、CUDAコア数やVRAM容量共に性能的にはモバイル向けRTX 3050 Tiとは別物となっています。

RTX 3050はGA107 GPU使用でTDPが増加

GeForce RTX 3050に関する情報もkopite7kimi氏から少しだけ登場してます。こちらも去年11月の段階で情報が出現しており、その時はGA107-300 GPUが採用され、2304基のCUDAコアが搭載され、TDPは90Wになるとの事でした。

この仕様については、最新情報としてはGPUがGA107-350に変更されており、TDPに関してももっと上がるとの事です。

情報がRTX 3050 Tiに比べて非常に少ないですが、GA107が採用されるGPUの中にはNVIDIA A16と呼ばれるGA107を4基搭載したデータセンター向けGPUが発売されています。このA16に採用されているGA107ではCUDAコアが2560基搭載されている事から、恐らくRTX 3050も同じくCUDAコアを2560基搭載するものと見られます。一方でバス幅に関してはA16も128bitであることから同様にRTX 3050も128bitに留まると考えられます。

GeForce RTX 3080がVRAM 12GBに強化。こちらも2022年1月に登場へ

モデル GPU CUDAコア VRAM容量 バス幅 TDP

GA106(フルスペック) 3840
GeForce RTX 3060 GA106-300 3584 12GB GDDR6 192bit 170W
GeForce RTX 3050 Ti GA106-150 3072 6GB~12 GB GDDR6X 192bit? ~150W?
GA107(フルスペック) 3072
GeForce RTX 3050 GA107-350 2560? 12GB GDDR6 128bit 90W~120W?
TU106(フルスペック) 2304
GeForce RTX 2060 12GB TU106-300 1920 12GB GDDR6 192bit 160W

 

デスクトップ向けRTX 3050 TiやRTX 3050については発売されればデスクトップ向けのRTXシリーズとしては初めての50番台で長らくエントリーモデルとしてラインアップされていたGTX 1660系を置き換えるモデルとなりそうです。今後、このエントリー向けにはAMDからはNavi24 GPUやIntelのArc Alchemistなど軒並みレイトレーシングに対応した最新鋭モデルが投入される予定でいるため、NVIDIAがRTX 3050 TiやRTX 3050を投入するとすれば、これらのモデルに対する対策するためと言えそうです。

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