NVIDIA GeForce RTX 3060に新バリエーション。GDDR6XとGA104 GPU搭載

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NVIDIAでは在庫適正化に向けた取り組みなのか、ここ最近ハイエンドモデルに採用されているGDDR6XやGPUダイを下位モデルに展開していますが、売れ筋モデルであるGeForce RTX 3060にGDDR6XやGA104 GPUを採用したモデルが投入される見込みのようです。

目次

GDDR6X搭載のGeForce RTX 3060が準備中。GPUダイもGA104へ変更

NVIDIAでは発売から既に2年近く経過しているGeForce RTX 3000シリーズ各モデルに対して様々なバリエーションを追加しています。例えば、GDDR6を搭載するRTX 3060 Tiに、GDDR6X版を追加したり、RTX 3060 12GBに加え、RTX 3060 8GBを追加するなど消費者の目に分かりやすい変更を加えたモノから、RTX 3080などに採用されているGA102 GPUを下位のRTX 3070 Tiに搭載する例まで多岐に渡ります。

NVIDIAがこのようなバリエーションの追加を行う背景には、GPU価格が高騰した事で売れ行きが落ちておりその対策として廉価モデル(RTX 3060 8GBなど)を投入する必要性や、在庫として多く持っているGPUダイを売れやすいGPUへ搭載する事で捌く意図がありますが、今回NVIDIAは売れ筋のGeForce RTX 3060にGDDR6Xと上位のGA104 GPUダイを搭載したバリエーションを新たに追加する事が明らかになりました。

GeForce RTX 3060の新バリエーションに関する情報はTechPowerUPに投稿されるGPU用のvBIOS情報で明らかになっています。

現在、GeForce RTX 3060には合計3つのバリエーションが存在しており、最初に登場したGA106-300 GPUダイを搭載するモデル、LHRv2を搭載するGA106-302 GPUダイ搭載モデル、そして8GBのVRAMを搭載したGA106-302モデルが存在しますが、ここに新たにGDDR6X 12GBを搭載したGA104 GPU搭載モデルが加わる事になります。

メモリーをGDDR6からGDDR6Xに変更する例は既にGeForce RTX 3060 Tiで存在しており、その時には帯域幅が36%高速化され、性能もトータルで7%向上が見られているため、RTX 3060 GDDR6X版でも同様の性能向上が見られそうです。

GDDR6X搭載、GeForce RTX 3060 TiはGDDR6版に比べて7%の性能向上へ

GPUコアの変更については、GA106 GPUからGA104 GPUに変更されてもコア数やバス幅など仕様はRTX 3060を踏襲するように設定されますが、過去に上位GPUダイを採用した例では消費電力が若干増えた例もあるためこのGDDR6XとGA104 GPUを搭載するRTX 3060ではオリジナルで設定されている170Wに対して10~20Wほど増える可能性はありそうです。

なお、このGeForce RTX 3060 GDDR6X版が現在発売されているGDDR6版と同じ価格で発売されるのかなど詳細は不明です。

 

NVIDIAのGeForce RTX 3060はRTX 3000シリーズの中では最も売れている製品で、Steamハードウェアサーベイにおいても5位に喰いこむ人気ぶりです。そのため、NVIDIAとしては上位の製品で採用されているGDDR6XやGA104 GPUダイなどのコンポーネント在庫を処分するためにRTX 3060へ流用するという判断を行っている可能性がありそうです。

正直、このGDDR6X版がGDDR6版と同じ価格であればGDDR6X版を買えばいいのですが、NVIDIAの事ですので7%性能が上がればその分価格を上乗せするため出ても魅力的な製品である可能性は低いと考えられます。


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コメント一覧 (1件)

  • 値上げして発売するけど全然売れなくてすぐ値下げってオチじゃね?

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