Intel Core i5-13600K、Core i7-13700Kのゲーミングベンチ結果出現。Ryzen 7 7700Xが拮抗する場面も

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Intelでは2022年10月20日に第13世代デスクトップ向けCPUとなるRaptor Lake-Sを発売しますが、今回中国のBilibili上でミドルレンジモデルのCore i5-13600KとハイエンドモデルのCore i7-13700KとAMDの最新CPU、Ryzen 7 7700Xを比べたゲーミングベンチ結果が出現しました。

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Raptor Lake-S世代の売れ筋モデルCore i5-13600KとCore i7-13700K

Intelでは022年10月20日に第13世代デスクトップ向けCPUとなるRaptor Lake-Sを発売しますが、今回発売とレビュー解禁に先駆けて中国のBilibili上で活動するExtreme Player氏がこのRaptor Lake-Sシリーズの内、ミドルレンジモデルのCore i5-13600KとハイエンドモデルのCore i7-13700Kを入手し、ゲーミング時のベンチマークやAMDの最新CPUであるRyzen 7 7700Xと性能比較を行っています。

锐龙7 7700X:我要打四个!7700X与蓝厂的车轮大战!中端市场谁更强?-极致玩家堂-非常规更新20221015_哔哩哔哩_bilibili

ミドルレンジモデルのCore i5-13600KではRaptor Coveアーキテクチャーに刷新されたP-Coreを6コア搭載し、E-Coreは8コア搭載、合計14コア、20スレッド構成のCPUとなります。動作クロックはベースが3.5 GHz、ブースト時は最大5.2 GHzとなり、L2キャッシュは20MB、L3キャッシュは24MBで合計44MBと多くのキャッシュ容量を搭載しゲーミング時のパフォーマンスを高める工夫がされています。

ハイエンドモデルとなるCore i7-13700KではP-Coreを8コア、E-Coreを8コア、合計16コア24スレッドと前世代のAlder Lake-S CPUで言うと最上位モデルのCore i9-12900Kと同じ構成になっています。ただ、Core i9-12900Kに比べてL2キャッシュは24MB、L3キャッシュも30MBに増えており、ベースクロックは3.4 GHz、ブースト時は5.4 GHzで動作します。性能的にはCore i9-12900Kと同等か若干超えるぐらいとなっておりゲーミングのみならずクリエイティブ用途においても使えるCPUとなっています。

一方で、ライバルとなるAMDのRyzen 7 7700Xは8コア16スレッド構成のCPUで、ベースクロックは4.5 GHz、ブースト時は5.4 GHz、L2キャッシュは8MB、L3キャッシュは32MBとCore i5-13600KやCore i7-13700Kに対してコア数やキャッシュ容量では劣る構成となっています。

ゲーミング性能はCore i5-13600KもCore i7-13700Kも前世代より3~10%程度高く。DDR5の速度次第ではRyzen 7 7700Xの方が速い場合も

ゲーミング性能を測る際の環境はIntel CPUではASRock製Z690 Steel Legend WiFi 6E/D5、メモリーにはDDR5-5200が用いられています。AMD CPUではGIGABYTE X670 AORUS Elite AXマザーボードで、メモリーにはDDR5-5200と6400で設定して計測が行われています。

ゲームはCS:GO、PUBG、Naraka: Bladepoint、Monster Hunter Rise:SunBreak、APEX Legends、FarCry6、Red Dead Redemption 2、Horizon-Zero Dawnの合計8タイトルが用いられています。

スコアとしてはCore i5-13600KおよびCore i7-13700Kは前世代のCore i5-12600KやCore i7-12700Kと比べるとパフォーマンスが3~10%伸びており、特にCore i5-12600KからCore i5-13600Kの間では10%に近い伸びが記録されており、ゲーミングパフォーマンスは非常に優れていると言えます。

一方で、Ryzen 7 7700Xとの比較ではDDR5-5200搭載と言う条件ではCS:GOやHorizon-Zero Dawn、Red Dead Redemptionの3タイトルにおいてはRyzen 7 7700XがCore i7-13700Kより優れたゲーミングパフォーマンスを記録しています。ただ、DDR5-6400とメモリー速度を高めるとMonster Hunterを除くすべてのゲームでRyzen 7 7700Xの方がゲーミングパフォーマンスが高いという結果になっておりDDR5の速度次第ではIntel CPUより優れたパフォーマンスを発揮する場合があるようです。

ゲーミング時のパフォーマンスなど性能面でRaptor Lake-S世代のCore i5-13600KやCore i7-13700Kは前世代のAlder Lake-S世代となるCore i5-12600KやCore i7-12700Kより優れている場面も多そうですが、Core i5-12600Kが4.4万円前後からCore i5-13600Kに進化する事で価格は5.8万円に大きく値上がりします。Core i7も同じくCore i7-12700Kは5.8万円前後とかなり安くで販売されているのに対して、Core i7-13700Kでは7.5万円前後での販売になっています。

こうなると、Raptor Lake-Sは性能の伸びより値上がり幅の方が大きくコストパフォーマンスとしては非常に悪いCPUのように見えるため他のレビュー結果なども参考にしつつあえてCore i5-12600KやCore i7-12700Kなどを買った方が良い場合もあるかもしれませんので闇雲に最新CPUと出を出さない方が賢明かもしれません。

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