ASUSのMini-ITXマザーボード『X670E-i』はチップセットが取り外し可能。

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AMDのRyzen 7000シリーズに対応する600シリーズマザーボードではチップセットの数を変える事でミドルレンジのB650とハイエンドのX670を作り分けておりASRockがチップセットを追加してB650からX670へ進化出来るマザーボードを試作し話題になっていましたが、ASUSが発売しているMini-ITXマザーボード、ROG X670E-iについてチップセットを取り外し可能な構造で搭載していたことが明らかになりました。

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ASUSのハイエンドMini-ITXマザーボード『X670E-i』の素顔はB650。モジューラー式のチップセットを追加する事でX670E相当の拡張性を実現

AMDのRyzen 7000シリーズに対応する600シリーズマザーボードではPromontory21と呼ばれるチップセットを搭載し、このチップセットの数を1基搭載することでミドルレンジモデルのB650を、2基搭載することでX670と作り分けが行われています。

このチップセットの数でマザーボードの拡張性を調整することを着目してASRockではB650マザーボードをベースに、Promotory 21を拡張スロットに搭載しX670化できるマザーボードを発表し話題になりましたが、実はASUSが2022年12月に発売していたMini-ITXマザーボード、ROG X670E-iにてPromontory21をモジュール化した機構を採用している事が明らかになりました。

ASUS ROG Strix X670E-iは2つのNVMe SSDスロットと大量のUSBなどをはじめとするポート類などを凝縮したMini ITXマザーボードになっており、非常に小さい筐体にX670で必要な2つのチップセットを入れ込むなどコストの掛かった構造になっており、販売価格については7.3万円とかなり高級なマザーボードになっており2022年12月より販売が開始されています。

しかし、このマザーボードに関するレビュー記事はポツポツの出現していますがどのレビューでも分解された事は無かったようで今回、Uniko’s HardwareがこのROG Strix X670E-iを分解したところ、Promotory 21チップセットがモジュール式で搭載されている事が明らかになりました。

このASUS ROG Strix X670E-iはMini-ITXサイズに収めつつ、PCIe Gen 5.0対応x16スロットやNVMe SSDスロットを2つとX670Eとして必要なPromotory 21を2基搭載するために非常に複雑な構造をしています。マザーボード側にはPromotory 21を1基搭載し、マザーボードのx4スロットにPromotory 21を搭載した拡張カードを差し込むことでX670Eとして必要なチップセットを搭載する事を可能にしています。

この拡張Promotory21については主にPCIe Gen 4×4で動作するNVMe SSDのために利用がされており、ASRockが数週間前に試作品として明らかにした拡張カードの様に追加のSATAポートやUSB 3.2などはなく贅沢なチップセットの使い方をしています。

なお、この拡張カードを取り外した状態でもB650として動作するのかなど詳細についてはUniko’s Hardwareではこのマザーボードをレビュー中で近い内に明らかになると見られています。

ASRockが発表した拡張チップセットはかなり衝撃的で変態マザーボードで定評のあるASRockだった事もあり話題にもなっていましたが、ASUSでは地味に同じ様な考えを取り入れた製品を発売していたのは驚きです。ただ、ASRockとは異なり、ASUSのROG STRIX X670E-iでは拡張カードを差し込んでも拡張性はPCIe Gen 4対応NVMe SSDスロットが1つ増えるだけでPromotory 21を追加する必要もなく対応できそうなレベルに留まっていますが、他にこの拡張カードを使っている機能があるのかなどはUniko’s Hardwareが公開するレビュー記事で明らかになると見られています。

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