Ampere A100ベースのCMP 220HXが登場へ。ハッシュレートは210MH/s

昨日、NVIDIAがデータセンター向けのAmpere A100をベースとしたマイニングGPU、CMP HXシリーズをリリースする可能性があると記事にしましたが、どうやらこのマイニングGPUの名前は『CMP 220HX』と呼ばれ、Ethereumマイニングのハッシュレートは210MH/sにも及ぶとの事です。

Ampere A100ベースとなるマイニングGPU『CMP 220HX』

NVIDIA CMP 220HX Rumored To Feature Ampere A100 GPU, Expected To Deliver 210 MH/s in Ethereum Cryptocurrency Mining & Cost $3000 US (wccftech.com)

NVIDIAがデータセンター向けに販売しているAmpere A100をマイニング専用のCMP HXシリーズに転用したモデルを計画している可能性がある事がkopite7kimi氏が3/21にTwitter上でつぶやいていましたが、kipite7kimi氏とは別のリーカー、I_Leak_VNによるとAmpere A100をマイニング専用GPUに転用したモデルは『CMP 220HX』と名付けられ、Ethereumマイニング時のハッシュレートは約210MH/s発揮し、価格は約$3000(日本円 1ドル=110円:約33万円)で販売されるとの事です。

GeForce RTX 3090の約2倍のハッシュレート

CMP 220HXではハッシュレートが210MH/sになるとの事ですが、この数値はNVIDIA GeForce RTX 3090が120MH/s程度であることから、約2倍近いハッシュレートを発揮する事になります。また、CMP 220HXのベースとなるAmpere A100のハッシュレートが170MH/sである事からマイニングに最適化された設計になっている事も確認できます。

ちなみに、電気代がkw/h当たり27円、1と言う前提でどれほど利益が出せるか計算すると、以下のようになります。

モデル名ハッシュレート消費電力利益(1ヵ月)価格投資回収期間
RTX 3080100MH/s220W¥30,000¥130,0004.33
RTX 3090120MH/s280W¥35,000¥240,0006.86
Ampere A100170MH/s210W¥54,000¥1,200,00022.22
CMP 220HX210MH/s210W¥68,000¥330,0004.85

こうしてみると、仮にCMP 220HXが約33万円で販売されたとすると、現在販売されているGPUの中では際立ったコストパフォーマンスを発揮する事になります。ちなみに投資回収に要する期間だけ見るとRTX 3080が最もベストですが、その後に得られる利益まで考えると圧倒的にCMP 220HXと言う事になります。

価格を抑えるためにVRAM容量は大きく減る?

Ampere A100ではVRAMとしてHBM2eを40GB搭載しており、高価なHBM2eを大量に積んでいる事から$11000と言う価格設定になっています。そのためCMP 220HXにおいては、Ethereumマイニングにおいて有利になるように広い帯域幅を持つHBM2eを搭載しつつも、容量を40GBから~10GB程度にまで大きく減らす事で約$3000程度に収まるようにコストダウンが図らものと考えられています。特にEthereumマイニングで有名なアルゴリズム、Daggerhashimotoでは最低5GBあれば動作が可能となりますので、帯域幅が非常に広い代わりにVRAM容量を6GBにまで減らす事も考えられます。

 

CMP 220HXのハッシュレートを見る限り、NVIDIA GeForce RTX 3080を狙っていたマイナー達を一気にCMP 220HXにシフトさせるだけのコスト対マイニング性能を持ち合わせていると言えます。このCMP 220HXのベースはAmpere A100ですので、製造はTSMC 7nmとなるはずです。そのため、例えこのモデルが売れてもGeForce RTX 3080などの製造に用いられているSamsung 8nmには大きな影響を与えないので、ひょっとしたらCMP 220HXがリリースされればGeForceなどゲーミング用GPUが枯渇するという現象が多少は緩和するのではないかと期待しています。

これで、マイナーはマイナー同士でCMP製品の争奪戦になり、ゲーマー向けのGeForceを巻き込まない環境が出来る事を祈ります・・・

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