AMDのA620マザーボードでは2つのチップセットが存在。より安価になる可能性

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AMDでは2023年の早い段階でRyzen 7000シリーズに対応するソケットAM5向けマザーボードの廉価版モデルであるA620マザーボードの投入を予定していますが、このA620マザーボードに搭載されるチップセットについて発売後に更にコストを下げたチップセットが準備されているようです。

目次

AMDのAM5対応廉価版マザーボード、A620マザーボードでは発売後にコストを更に下げたチップセットを追加投入予定

AMDは2022年9月にRyzen 7000シリーズをリリースしましたが、必要なソケットAM5対応マザーボードのX670は最低5万円、ミドルレンジのB650も3万円前後と高価です。さらに必須となるDDR5の価格も含めるとトータルコストが高くなり、Ryzen 7000シリーズ全体が売れにくい状況にもなっています。そのため、AMDは2023年中に価格を抑えたエントリー向けマザーボード、A620をリリースする予定ですが、このA620については初期に登場するチップセットに加えて、さらに価格を抑えたチップセットが追加で投入されるようです。

AMDのAM5対応の600シリーズマザーボードではPromontory 21と呼ばれるチップセットを搭載しており、PCIe Gen 5に対応しています。このPromontory 21はハイエンドのX670には2つ、ミドルレンジのB650には1つ搭載することで対応できるPCIeレーン数やUSBポート数など機能を調整しています。

このPromontory 21について、HKEPCによると廉価マザーボードであるA620が発売される段階では搭載されるものの、A620が発売されたあとにPromontory 22と呼ばれるコストを抑えたチップセットがA620に搭載される方向で計画されているとのことです。

A620マザーボードではPCIe Gen 5などコストがかかる機能は省かれる予定ですが、Promontory 21チップセット自体はPCIe Gen 5に対応しているためバランスの悪い構成となります。一方で、Promontory 22についてはコストを抑えたチップセットになるようで、PCIe Gen 5などミドルレンジ以上に搭載される機能については無効化される見込みです。

このPromontory 21とPromontory 22チップセット搭載のA620の間で機能に差は無いようですが、後者ではコストが抑えられた構成になることからA620も発売時は$125、日本円で1.5万円前後で販売されても数ヶ月し、Promontory 22チップセットが搭載されたモデルが出回ることで値段が下がるなどRyzen 7000シリーズを購入するハードルは徐々に下がっていく可能性がありそうです。


 

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