Alder Lakeの詳細情報が出現。Raptor Lakeについても少しだけ判明

Intelが10月頃にリリースを予定しているAlder Lakeシリーズですが、その詳細情報がMoore's Law is Deadによってリークされています。

Alder Lakeに関する情報まとめ

Intel 第12世代Core CPU『Alder Lake』最新情報まとめ

Alder Lakeの詳細情報が多数出現 Raptor Lakeについても

Intelのグラフィックスアーキテクチャ、Xe-HPGの基板写真や過去にはNVIDIAやAMD系GPUの詳細情報などをリークしているMoore's Law is Deadのチャンネルに、新たにIntelが10月頃にリリースを予定しているAlder Lakeに関する情報が出現しました。また、その1年後にリリースされるRaptor Lakeについても少しだけ情報が出現しています。

Alder Lakeの性能と構成

1枚目のスライドでは、Alder Lakeの性能や構成など概要について詳細が記載されています。

Alder LakeはIntelが計画するハイブリッドアーキテクチャーへの第一歩

・Intelは今後は複数のアーキテクチャーを1つに合わせるハイブリッドアーキテクチャーをメインに採用する。
・もしx86ではbig.LITTLEが役に立たず、Alder Lakeは失敗すると考えているのであれば、それはIntelが潰れるのと同義と言えるぐらいIntelは全力投球している
・Intelはもしbig.LITTLEが原因でスケジューリング問題が起きても簡単には方針変更はしない。もし不具合があれば、すぐに直すだけ。
・2種類のコアを搭載したLakefieldでは、Microsoftのためにリリースしたようなもので、Alder Lakeでスケジューリング機能をアップグレードしてもらうためのジャブだった
・秋頃にリリースされるWindowsのメジャーアップデートでは、Alder Lakeのリリース前にディープスケジューリングアップデートが搭載される

Alder Lakeに関する性能と機能

・Intelはパートナーに対して約2倍の性能があると発言をしている。(マルチスレッドでは二倍の性能でありながら、前世代より同等か低い消費電力で動作する)
・Golden Cove(GLC)が"Big"コアになり、Tiger Lakeと比べるとシングルスレッド性能は20%向上する
・Gracemont(GRT)は"Little"コアに当たり、恐らくHTが無効化され、動作クロックが引き下げられたSkylakeに新しい命令セットが追加されたコアとなる。
・LGA1700は数世代に渡り採用出来るように設計されている
・PCIe Gen5.0はPCIeのみ対応し、M.2には非対応
・DDR5 & DDR4の両方をサポート

Alder Lakeのコア構成

・S1:デスクトップと高性能モバイル向け、GLC8コア+GRT8コアを採用(8+8)
・S2:デスクトップ向け、GLC6コア+GRT0コア(6+0)
・P1:モバイル向け、GLC6コア+GRT8コア(6+8)
・P2:モバイル向け、GLC2コア+GRT8コア(2+8)
・M:超省電力モバイル向け、GLC2コア+GRT8コア(2+8)*LPDDR5/4でPCIe4.0のみ対応

Alder Lakeシリーズのリリーススケジュール

Alder Lake-S Kシリーズ

10月25日に発表がされ、2021年中にデスクトップ向けのKシリーズに当たるS1がリリースされる。

・デスクトップ向けKシリーズが2022年まで主流モデルとして出荷数の大半を占める
・内蔵グラフィックスは32EUのXeグラフィック
・DDR5, PCIe Gen5.0をサポート
・Core i9はGLC8+GRT8、Core i7はGLC8+GRT4、Core i5ではGLC6+GRT4となる。

Alder Lake Aシリーズ

2021年中にリリースされなかったS1とS2の残りに当たり、2022年第一四半期に登場。

・Core i9とCore i7の無印シリーズはS1、Core i5の無印シリーズはGLC6+GRT0のS2、Core i3はGLC4+GRT0のS2

Alder Lake-Pシリーズ

Alder Lake-PはCES2022にて発表が予定されているモデル。

・Pシリーズでは12~45WのU/Hがラインアップされ、DDR5とPCIe Gen5.0がモバイル向けにサポートされる。
・内蔵グラフィックスは96EUのXe グラフィック
・Uは省電力モデルとなり、GLC2+GRT8構成のP2を採用
・Hは高性能モデルとなり、GLC6+GRT8構成のP1を採用

Alder Lake-Mシリーズ

主にタブレットや薄型モバイル向け製品となり、CES2022の後に発表が予定されている。

・TDPは主に7~12Wとなり、既存のCore MとCore Yを置き換えるモデル
・GLC2+GRT8の構成を採用し、パッケージは小型化。その代償としてPCIe Gen4.0とLPDDR5/LPDDR4Xのみサポート
・内蔵グラフィックは96EUのXeグラフィック

Alder Lake-HX

このモデルはゲーミングラップトップなどをターゲットとしたモデルで、デスクトップ向けCPUをBGAにしたようなモデル。コアはGLC8+GRT8となり、TDPは45~65Wを予定している。

Alder Lakeの後継、Raptor Lakeの一部情報も出現

Alder Lakeの後継に当たるRaptor Lakeについても少しだけ、Moore's Law is Deadでは触れられています。

・LGA1700対応
・Bigコア側はGolden Coveの改良型に当たり、Raptor Coveと呼ばれている
・Raptor CoveではIPC、動作クロック、ワットパフォーマンス共にAlder Lakeを上回る
・Littleコア側はGracemontを引き続き採用
・コアの構成は引き続きBig側コアが8コアとなるが、Little側のコアは16コアに増加する。この変更により優れたマルチスレッド性能を発揮できるとの事(またこれが将来的なヒントとなる)
・より高速なDDR5のサポート
・Zen4 Raphaelに対抗する製品として投入

また、Intelの今後の計画として、タイル構成のアーキテクチャーを投入する予定との事で、Raptor Lakeの後継にあたるMeteor Lakeにてこれらが投入されるとの事です。これによって2022年以降のサーバーやコンシューマー向けCPUの性能は爆発的に強化されるとの事です。

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