Alder Lake-SはTigerLakeに対してシングルコア性能が20%向上

Intelが2021年末までの発売を目指している第12世代CoreプロセッサAlder Lake-Sですが、その詳細を記したIntelの内部資料がVideocardzから出現しました。

Alder Lake-Sではシングルコア性能は20%、マルチコア性能は倍増

Exclusive: Intel 12th Gen Core "Alder Lake-S" platform detailed - VideoCardz.com

VideoCardz.comの独自ソースより、Alder Lake-Sに関するIntelの内部資料が提供されたとの事です。この資料では、Alder Lake-SではCPUアーキテクチャーにとって画期的な技術が投入され、シングルコア性能は20%、マルチコア性能では2倍に向上するとしています。また、Alder Lake-SではIntelのEnhanced 10nm SuperFinプロセスで製造されるとの事です。このEnhanced 10nm SuperFinはTiger Lakeに採用されている10nm SuperFinプロセスの改良版に当たります。

スライドでは、シングルコア性能は20%、マルチコア性能では2倍とされているだけで比較対象が不明確ですが、過去の噂でAlder LakeのIPCはTiger Lakeに対して20%程度向上するという話があったため、これらの比較対象はTiger Lakeの事を指していると考えられます。

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スライドでは他に、I/O機能としてPCIe Gen5.0とGen4.0への対応や6GHz帯に対応するWiFi6E、Thunderbolt 4そして、DDR5、DDR4、LPDDR5、LPDDR4など最新鋭の規格をサポートしつつ、現行の規格もサポートするような構成となっています。

Intel 600シリーズマザーボードの情報も出現

デスクトップ向けのAlder Lake-Sでは新たに600シリーズマザーボードが出現します。この600シリーズマザーボードでは、以下の機能がサポートされる見込みです。

  • eDPと最大4つのDisplay Port又はHDMIのサポート
  • 2チャンネルDDR4-3200またはDDR5-4800メモリーのサポート
  • x16 PCIe 5.0 / x4 PCIe 4.0 レーン (CPU)
  • PCIe Express 4.0 & PCIe Express 3.0 のサポート
  • SATA 3.0
  • WiFi6E内蔵
  • Thunderbolt 4 (USB4.0対応)
  • USB3 (20G) / USB3 (10G) / USB3 (5G) / USB 2.0
  • Intel LAN PHY
  • Intel Optane Memory H20

なお、注意が必要なのはDDR5への対応についてです。VideCardzによるとDDR5に対応するマザーボードはハイエンドモデルとなるZ690のみとなる模様で、H670、B650、H610などはDDR4のみの対応となるようです。

また、CPUのサイズはLGA1200の37.5mm x 37.5mmからLGA1700では45.0 x 37.5mmと長方形型に変わるとの事です。そのため、既存のCPUクーラーとの互換性は未知数となります。

Intelでは3月23日にIntel Unleashedと呼ばれる新しい技術に関するオンライン発表会を実施します。その場にてAlder Lakeに関する更なる詳細が発表されるものと見られています。

 

Rocket Lake-Sがまもなく発売となりますが、Alder Lakeの情報を見ているとAlder Lakeが登場する2020年末ぐらいまで待った方が良い気がします。特にTiger Lake比でシングルコア性能が20%、マルチコア性能は倍増と言うのが事実であればRocket Lake-Sを大きく超える事は確実であり、1年足らずで性能が大きく劣るという状況になってしまいますのでもし待てるのであれば、このAlder Lake登場まで我慢する事がオススメと個人的には思っています。

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