『Alder Lake-S』初期ES品のベンチマーク出現。1.4GHzで動作

Alder Lake-S

第12世代デスクトップ向けCPUである『Alder Lake-S』ですが、登場は2021年末から2022年に登場予定となっています。今回はその初期ES品と思われるGeekbench結果が出現しましたので紹介します。

16コア24スレッドのbig.LITTLE構成

『Alder Lake-S』では従来のIntel CPUとは異なり、AppleのAシリーズやSnapdragon等のモバイル向けCPUのように性能重視のCPUと効率重視のCPUを組み合わせたbit.LITTLE構成となっています。今回、Geekbenchに掲載されたのは8コア(16スレッド)の性能重視CPUと8コア(8スレッド)の効率重視CPUを組み合わせた上位モデルと見られています。

試作品はDDR4搭載。30MBのL3キャッシュ搭載

Intel Alder Lake-S 16-Core CPU Shows Similar Multi-Core Performance as Ryzen 5 3600X | Tom's Hardware

Intel 10nm Alder Lake-S 16 Core & 24 Thread Desktop CPU Spotted (wccftech.com)

 

Geekbench_AlderLake-S-First

Geekbenchに掲載されたモデルはIntelの内部テスト用のマザーボードに搭載されたものと見られておりメモリーはDDR4となっています。『Alder Lake-S』ではLGA1700と呼ばれる新しいソケットを採用しDDR5をサポート予定となっていますがここではなぜかDDR4となっています。
仕様面では、ベースクロックは1.4GHzで動作しています。ブーストクロックは17.6GHzと誤検知と見られる数値が出ており参考にはなりません。
また、CPUのキャッシュ関係でも情報は正しく取得できていない模様で、合計で16コアあるにもかかわらずL1関係は『x12』とされています。また、L2キャッシュに関してはTiger Lake CPUと同じ1.25MBとなっていますが、『x3』となっておりコア数と合致していません。一方でL3キャッシュについては30MBとなっています。
キャッシュや動作クロックについては、恐らく高性能コアから読み取れる数値が反映されており、高効率コア側については何一つ正しく反映されていないものと見られています。
性能面では、初期ES品という事もあり、シングルコア性能は996pt、マルチコアでは6931ptと特に驚きの無いスコアとなっています。

 

まだ、『Rocket Lake-S』が発表もされていない段階でその次の世代である『Alder Lake-S』のGeekbenchが出現となりましたが、Intelとしては初めてのbig.LITTLE構成CPUとなるので、仕様の読み方などは従来とは大きく異なりそうで『Rocket Lake-S』以前のモデルと比較する事は難しそうです。
気になる点としては、モバイル向けCPUにおいては消費電力を下げる必要があるためこのbig.LITTLE構成は合理的な選択となるのですが、消費電力について神経をとがらせる必要が無いデスクトップ向けにも同じ構成を採用するという点です。高性能コアと高効率コアをセットで動かして24スレッドまで対応する『Hybrid Threading』はできますが、高効率コア側が果たしてどれほどの性能向上に貢献できるかは謎です。

Alder Lake-S
最新情報をチェックしよう!