Zen4 Ryzen Raphaelでは最大16コア据え置き。TDPは最大170Wに

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2022年に発売が予定されているAMDのZen4アーキテクチャ採用のCPU、Raphaelですが最大コア数に関しては現行のZen 3から据え置きの16コアとなる一方、TDPは最大170Wのモデルが用意されるようです。

目次

Zen4 Ryzen Raphaelでは最大16コアに据え置きになる見込み

AMD’s Zen 4 Raphael CPUs Will Likely Max Out at 16 Cores | Tom’s Hardware

著名なリーカーであるExecutableFix氏によると、AMDが2022年に発売予定としているZen4アーキテクチャを採用するRaphaelについて最大コア数は16コアになるとツイートしています。

一時期、Raphaelでは5nmプロセスに微細化される事で、現行のチップレット2個から3個に増やし、最大で24コアになるのではないかと言われていました。しかし、実際には現行のZen 3から据え置きとなる最大16コアに落ち着くようです。

ちなみに、Raphaelでは過去にAMD Ryzenシリーズのロードマップがリークされた際にはNavi2系GPUが内蔵され、APUになるという話もあるため、5nmに微細化した分はコア数では無くGPU内蔵するためにダイ上の割り当てを振った可能性がありそうです。

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5つのTDP仕様が存在。最大TDPは170Wに

ExecutableFix氏の情報の他に、Patrick Schur氏もRaphaelに関する情報をリークしており、TDPに5つのバリエーション存在するとの事です。

ツイートでは、65W、95W、105W、120Wと170Wの計5つのバリエーションが存在するようです。現行のZen 3 Ryzenでは65Wと105Wの2種類のみ存在していたので、それに比べるとTDPがかなり細かく分けられるようになるようです。また、過去に出現した情報の通りTDPの最大値が170Wになるモデルも存在するようですがこれはパフォーマンスに特化した特別なモデルのために存在するようです。

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Intelが2021年末までに発売するAlder Lake-Sでは高性能8コアと高効率な8コアがフラッグシップモデルでの構成となりますが、AMDでは純粋に高性能コア16コアを積んでAlder Lake-SやZen4登場時にIntelから登場予定のRaptor Lake-Sに対抗するようです。Alder Lake-SについてはQS品でも高いパフォーマンスを発揮しており製品版ではZen 3を超える事は確実ですが、Zen4もまたIPC向上に力を注いでいるようでZen 3に比べて40%ほどパフォーマンス向上を狙っているという情報もあります。AMDとしては、闇雲にコア数を増やさなくてもIPC向上などでIntelのRaptor Lake-Sなどライバルには十分対抗できると読んでいると考えられます。

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