『Zen 3』Ryzenはシングルコア性能25%高速化。10月末に発売

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10月8日発表予定の『Zen 3』Ryzenですが、そのベンチマークが続々と出現しており、今回はシングルコアパフォーマンスに関する情報です。出現した情報によると、なんと25%も向上している事が確認できます。

『Zen 3』Ryzenの最新情報はこちらへ

目次

Ryzen 9 5900XのCPU-Zスコアが出現。シングルコア性能はRyzen 9 3900Xに対して約25%向上。

Twitterのアカウント@9550proが、12コア24スレッド搭載したRyzen CPUのCPU-Zベンチマークスコアがスクリーンショットがツイートされています。

スクリーンショットのCPU仕様には100-000000061-08としか書かれていないものの、過去にIgor’sLABで掲載されていたCPUコードネームそして、スレッド数が24である事から、12コア搭載のRyzen 9 5900Xのベンチマークと考えられています。

数日前に、8コア搭載のRyzen 7 5800Xのベンチマークが出現していましたが、12コアのRyzen 9 5900Xのベンチマーク結果は恐らく初出現と見られています。

シングルコア性能は第10世代intel Coreシリーズをも圧倒する

ベンチマークがどのようなシステム構成で実施されたかは不明なものの、動作周波数などはデフォルト設定のままで実施されていると考えられます。

そのベンチマーク結果は、シングルコアとマルチコアそれぞれのスコアが掲載されており、シングルコア性能は652.8点、マルチコア性能は9481.8点を叩き出しています。

比較*すると、現行のRyzen 9 3900Xではシングルコア性能が521点、マルチコア性能が8177点であり、シングルコアが約25%、マルチコアが約16%向上している事になります。

高いシングルコア性能を謳っている第10世代Intel Coreシリーズと比較**しても、Core i9 10900Kではシングルコア性能が588点であるため約11%ほど高い性能と言えます。

『Zen 3』世代RyzenではAMDがワットパフォーマンスの向上≒IPC向上に注力しており、過去の情報でもIPCは15%程度向上すると言われていました。IPCを正確に計測する手段は無いため、確実とは言えないもののこのIPC15%向上は達成されており、その他I/Oやメモリーインターフェースの改良なども加わり25%もの向上を果たしていると考えられます。

*CPU-Z公式ページからの結果を参照

**Guru3Dのベンチマーク結果から参照

Ryzen 9 5900Xの発売は10月20日か27日

ClockTuner for Ryzenの制作者であるYuri Bubliy氏によると、10月8日発表する『Zen 3』Ryzenの発売日は10月20日である事をVideocardzのツイートに対してリプライしています。

また、PCパーツ情報を扱うComputerBase(ドイツ)によると、AMDが10月20日又は27日に『Zen 3』Ryzenシリーズをリリースするとの情報を入手しています。

他にもツイート自体は消されたもののUniko’s HardwareのTwitterでは5950X、5900X、5800X、5600XのSKUS(在庫最小単位)が掲載されるなど発売に向けた動きが活発化しています。

そのため、恐らく10月8日発表され、遅くとも3週間後には『Zen 3』Ryzenが市場に出回ると考えられます。

発表がいよいよ来週に迫る『Zen 3』Ryzenですが大幅な性能向上がされている事が確認できる情報が多く期待が膨らみます。また、発売日に関する情報も徐々に出ており10月後半には発売されるなど案外早く手に入れる事が出来るかもしれません。

ただし、初期生産の歩留まりなどが悪ければ発売日の在庫量は非常に少なく完売後しばらく入荷されないなどの悪夢に見舞われそうです。楽観視できるポイントもあります。CPUは箱が小さく空輸できる個数がGPUやコンソールゲーム機より圧倒的に多いです。そのため、生産側にさえ問題がなければ在庫量は確保できるはずです。

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