AMD Ryzen 6000 “Rembrandt” APUは健在。Zen 3+とRDNA2採用

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Ryzen with RDNA2 eyecatch
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Ryzen with RDNA2 eyecatch

AMD Ryzen 6000シリーズに関する新しい情報が出現しました。このRyzen 6000シリーズ含めZen 3+は開発が中止されたという情報が最近出ましたが、APU用としてZen 3+の開発は続けるようで、Zen 3+とRDNA2アーキテクチャーを搭載したモデルとして開発がすすめられているようです。

目次

APU用にZen 3+は開発継続中。GPUにはRDNA2を採用

AMD Ryzen 6000 ‘Rembrandt’ APUs To Feature 6nm Zen 3+ CPU Cores & Up To 12 RDNA 2 GPU Compute Units (wccftech.com)

AMDがZen 3+の開発を取りやめたという情報が過去に出ていましたが、同じリーカーであるExecutableFix氏よりZen 3+はAPUであるRembrandt向けにのみ開発が続けられており、GPUにRDNA2を採用したモデルとして登場するとの事です。

AMD Zen 3+ Ryzen 6000シリーズは開発中止か。Zen4に注力。 – Gaz:Log

AMDのZen 3+アーキテクチャーでは、既存のZen 3の基本設計を踏襲しながら、7nmから6nmにシュリンクや、一部設計を改良したモデルとなる予定ですがZen 3に対して大幅な性能が期待できるアーキテクチャーではありませんでした。このZen 3+を採用したCPUはデスクトップ向け(Warhol)とモバイル向けAPU(Rembrandt)として登場する予定でしたが、TSMCの生産能力に懸念がある事からZen 3+ Ryzen 6000(Warhol)については開発が中止された事が最近明らかになっています。モバイル向けAPUについてもZen 3+を採用する事から中止になったと見られていましたが、ExecutableFix氏によるとZen 3+はモバイル向けAPUであるRembrandt専用CPUとして登場するとの事です。

このRembrandtですが、CPUにはZen 3+アーキテクチャーを採用しますが、GPU側にはRDNA2アーキテクチャーを採用したNavi 2系GPUが採用されるとの事です。ExecutableFix氏によると、最大で12基のCU(768基のSP)を採用したモデルが登場する見込みです。現行のCezanne APUではVegaアーキテクチャーを採用し、最大で8基のCU(512基のSP)である事から、RembrandtではGPUのコア数が1.5倍に増やされているとの事です。このRembrandtですが、Cezanneに比べてGPUはアーキテクチャー面でも、コア数の面でも大きく進化していることからグラフィックス性能については大きく向上する事が見込まれています。

AI向けアクセサレーター機能採用。デスクトップ向けAPUとしても登場する見込み?

Rembrandtでは、CVML(Compute Vision & Machine Learning)と呼ばれるAI向けのアクセサレーター機能が搭載されるとの事です。このCVMLはIntel製CPUで搭載されているIntel DL BoostやGNAなどに似た機能と見られており、身近になりつつあるディープラーニングを活用したソフトウェアをより円滑に動かせるようになる見込みです。

ExecutableFix氏は、Rembrandtが採用するソケットに付いても明言しており、I/O面ではLPDDR5/DDR5を採用されることからソケットAM5が採用されるとの事です。ソケットAM5についてはデスクトップ向けのソケットであるため、このRembrandtもデスクトップ向けAPUとして登場する見込みです。

Rembrandtは2022年初旬に登場すると予測されており、ソケットAM5を採用したマザーボードは同時期に登場すると見られています。なお、2022年後半に登場が予定されているZen4アーキテクチャー搭載したデスクトップ向けCPUでもRDNA2が内蔵グラフィックスとして搭載される予定となっています。

Zen4 “Raphael”ではNavi2を搭載。ロードマップの一部がまた判明

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