Windows 11の大型アップデート『KB5023706』でSSD速度が低下する不具合が発生中

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Microsoftが2023年3月14日にリリースしたWindows 11 22H2向け大型アップデート『KB5023706』にてSSDの読み取り速度が大幅に低下する不具合が発生しているようです。

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ChatGPT統合などWindows 11 Moment 2大型アップデートでSSD速度が大幅に低下する不具合が発生中。更新は少し待った方が良い可能性

MicrosoftではChatGPTをBing Chatに統合するなどWindows 11 Moment 2と言う名称の更新内容を含んだ大型アップデート『KB5023706』を2023年3月14日からリリースしましたが、RedditやMicrosoftの掲示板上でこのアップデートを適用したユーザーの間でSSDの読み取り速度が大幅に低下する不具合が報告されているようです。

Microsoftもこの不具合については認知しており、特にネットワークドライブからローカルSSDへ大容量ファイルコピーする場合やローカルのSSD内でのファイルコピーなどでも影響を受ける可能性があるようです。

Windows 11 Version 22H2では、数ギガバイト(GB)の大きなファイルをコピーする場合、予想以上に時間がかかることがあります。この問題は、Server Message Block(SMB)を介したネットワークドライブからWindows 11にファイルをコピーする場合により発生しやすくなりますが、ローカルファイルのコピーでも影響を与える可能性があります。ただし、家庭や小規模オフィスで使用されるWindowsデバイスは、この問題に影響を受ける可能性は低いです。

ーMicrosoft

Reddit上で挙げらている報告によるとSSDの読み取り速度が半減するとのことで、ADATA XPG SX8200 Pro 1TB SSDを使用したノートPCでは起動時間が通常は14秒だったものが、倍以上の31秒に増加したとのことです。また、Team group A440 Pro 2 TB SSDを使用した例ではファイルコピー時に動作が一時的に停止するなども確認されているとのことです。

『KB5023706』をアンインストールするとこのような挙動は解消されるとのことで、Microsoftが認知している通り原因は『KB5023706』である事が明らかのようです。

なお、このファイルコピー時の読み取り速度の低下を防ぐにはバッファー付きI/Oを使わなければ発生しないようで、コマンドプロンプトでrobocopyやxcopyコマンドを使用することで速度低下を防ぐ事が可能とのことです。

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