Steam DeckではWindows 11も対応へ。TPM対応が課題の模様

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Zen 2 CPUとRDNA2 GPUを搭載したポータブルゲーム機であるSteam Deckですが、ハードウェア的にはWindowsパソコンとほとんど一緒なことからWindowsへの対応するのではないかと言われていましたがValveによるとWindows対応に向けて動いているようです。

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PCで動かせるものはほとんど動くSteam Deck

Valve is working with AMD to ensure Steam Deck is chill with Windows 11 | PC Gamer

Valveが開発中の新型ポータブルゲーム機であるSteam DeckではVan Goghと呼ばれるAPUが採用されています。このAPUではCPU側にZen 2アーキテクチャー、GPU側にRDNA2アーキテクチャーを搭載しておりWindowsなどを動かすCPUと互換性を有しています。そのため、Steam Deckが発表された時からWindows 10などWindows OSを動かせるのではないかと言う期待が持たれています。実際にValveもそのことを認識しているのか、IGNがValveにインタビューを行った際には、「パソコンで動かせるもののほとんどはSteam Deckで動かせる」と発言しています。

そんなSteam Deckですが、Valveは実際にWindowsの最新OSであるWindows 11に対応に向けて動いているようです。

Windows 11で必須となった『TPM』が課題。AMDと共同で対応方法を模索中

“There’s work looking at TPM just now,” 

“We’ve focused so much on Windows 10, so far, that we haven’t really gotten that far into it. Our expectation is that we can meet that.”

Valve Steam Deckの開発チームに所属するGreg Coomer氏によると、当初はWindows 10への対応に向けて開発を進めていたため、最近発表されたWindows 11対応についてはまだ開発段階としては初期の段階に居るとの事です。また、Windows 11で必須とされたTPMに対する対応方法が現時点の課題になっていると語っています。

“It’s also a conversation that’s going on with AMD,”

“To make sure that, at the BIOS level, we can accommodate that. So there’s nothing to indicate to us yet that there’ll be any issues with Windows 11.”

このTPM対応については、ValveのみならずSteam DeckにAPUを供給しているAMDの協力も必要です。この点に関しては、ValveとAMDは協力体制を構築しており、BIOSレベルで対応できるように検討を進めているとの事です。また、現時点ではTPM対応は課題であるものの、Windows 11のサポートが不可になるほどの課題では無いとも話しています。

 

Windows 11を導入可能など高い拡張性は魅力的ですが、もし純粋にSteamに存在するゲームをプレイしたい場合は内蔵されているSteam OS 3.0で特に問題は無さそうに思えます。Windows 11に比べてSteam OSではSteam Deckに特化されたUIデザインが導入されていますし、パフォーマンス面でも恐らくSteam OSの方が最適化が進められている事から有利になると見られています。

ただ、それでもWindows 11を入れたいというユーザーは多く、そのことはValveも認識しているようでユーザーのリクエストに対して真摯に取り組むValveの姿勢は非常に好感が持てます。

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