ノートPC向けSnapdragon 8cx Gen 4のベンチマーク登場。Apple M2より13%高速に

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QualcommではノートPCやタブレットなどへの搭載を想定したハイエンドArm SoCであるSnapdragon 8cxの最新バージョン、Snapdragon 8cx Gen 4を2024年までに投入を予定していますが、今回このSnapdragon 8cx Gen4のベンチマーク情報が登場しました。

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Qualcomm Snapdragon 8cx Gen4のベンチマーク情報登場。Apple M2に対して13%高速化。

QualcommではノートPCやタブレット向けにハイエンドArm SoCのSnapdragon 8cx Gen4を2024年までに投入を計画しています。このSnapdragon 8cx Gen4では高性能コアが8コア、高効率コアが4コアの合計12コア構成となっており、前世代のSnapdragon 8cx Gen3で70%ぐらいの性能しか発揮できたなかったAppleのM2を超えるような性能を目指し、WindowsやAndroidタブレットやノートPCへの採用を狙ったSoCになっています。

今回、このSnapdragon 8cx Gen4のGeekbenchで記録されたスコアについてリーカーの@Tech_Reve氏が明らかにしています。

@Tech_Reve氏によると、Snapdragon 8cx Gen4では高性能コアの動作クロックが3.0 GHz程度で動いており、高効率コアは2.23 GHz、GPUは1 GHzで動作しているとのことです。

この動作クロックでのGeekbench 5の結果はシングルコアが1300pt、マルチコアが10000pt程度を記録しており、今後シングルコアに関しては最大1800ptまで向上させることを計画しているとのことです。

AppleのM2 SoCはGeekbench 5ではシングルコアが1900pt、マルチコアが8829ptという事で、今回のSnapdragon 8cx Gen4のスコアとしてはシングルコアが32%劣るものの、マルチコアでは13%優れる結果となっています。今後、シングルコアを1800ptまで伸ばせばApple M2 SoCに対しては5%差にまで詰める事が可能となり、性能面で大きく劣るという印象を払拭する事が出来ると見られています。

Apple M2に関しては高性能コアが4コア、高効率コアが4コアとSnapdragon 8cx Gen4の8+4構成に比べるとコア数が少ないため、電力効率面ではApple M2の方が優れている可能性が現時点では高いと言えそうです。ただ、Qualcomm側もApple Mシリーズをライバルに据え置いて開発を進めているため、現在はパフォーマンスとバッテリー寿命のバランスを探っている段階でもあると言え、今後はシングルコアとマルチコアのベンチマーク結果は大きく変わる可能性がありそうです。

なお、AppleもM3 SoCを2023年か2024年に投入すると言われているため、Apple M2に対して13%の性能向上ではApple M3に対して大きく劣る事は確実となってしまうため、今後の最適化でAppke M2と比較して更にスコアを広げられるかが焦点と言えそうです。


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