ノートPC向けRyzen 9 7945HXのベンチマーク登場。Ryzen 9 7900X並みの性能

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AMDではデスクトップ向けのRyzen 7000シリーズをベースに、ゲーミングノートPCへの搭載を想定したハイエンドノートPC向けCPUのRyzen 7045HX、通称Dragon Range CPUの投入を計画していますが、今回このなかで最上位モデルのRyzen 9 7945HXのベンチマークが登場しました。

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ノートPC向け最上位CPU、Ryzen 9 7945HXのベンチマークが登場。デスクトップ向けRyzen 9 7900X並みに

AMDではデスクトップ向けに開発したZen4アーキテクチャーを搭載するRyzen 7000シリーズCPUをノートPC向けに転用したRyzen 7040HX(通称:Dragon Range)をまもなく投入予定です。このRyzen 7045HXシリーズについてはすでにハイエンドモデルのRyzen 7 7745HXのベンチマーク結果が登場し、IntelのハイエンドCPU、Core i9-12900HXに迫る性能を記録していますが、今回最上位モデルのRyzen 9 7945HXのベンチマークが登場し、IntelやAMDのハイエンドデスクトップ向けCPU並みの性能を記録しています。

Ryzen 9 7945HXの概要

Ryzen 9 7945HXは、デスクトップ向けに開発されたRyzen 7000シリーズをベースにノートPCでの搭載を想定し、低消費電力化が図られたモデルになっています。コア構成は16コア32スレッドで、動作クロックはベースが2.5 GHzで最大5.4 GHz、キャッシュ容量はRyzen 9 7950Xと同じくL2が16MB、L3が64MBになっています。

なお、ノートPC向けのRyzenからは新しいモデル番号が割り当てられています。詳しい見方はこちらの解説記事をご覧ください。

AMD Ryzen CPUの型番の読み方を解説。世代やCPU性能の判別方法など

Ryzen 9 7945HXの性能はデスクトップ向けのRyzen 9 7900X並み。IntelのノートPC最上位CPUを超える記録も

今回Geekbench上に登場したRyzen 9 7945HX搭載したノートPCはASUS製で、ROG Zephyrus Duo 16の新モデルと見られています。このROG Zephyrus Duo 16は16inchディスプレイに加え、14inchのタッチパネルディスプレイを搭載するゲーミングノートPCで他には32GBのDDR5を搭載しています。

Ryzen 9 7945HXのスコアとしてはシングルコアが2127pt、マルチコアが19403ptを記録しています。

Ryzen 9 7945HXは、シングルコア性能においては、デスクトップ向けのRyzen 9 7900XやRyzen 9 7950Xとほとんど変わらない性能を発揮し、IntelのCore i9-13900Kに対してもわずか4%劣後するだけの性能を持っています。

マルチコアにおいても、デスクトップ向けRyzen 9 7900Xと同等のスコアを記録しており、Core i7-13700Kに対しては11%、Core i9-12900KSに対しては15%以上優れたスコアを記録しています。ノートPC向けCPUでありながら、ハイエンドデスクトップCPUを超える性能を発揮しています。

Intelも、デスクトップ向けRaptor LakeをベースにノートPC向けCPUに転用したRaptor Lake-HXを投入しており、これらの最上位モデルに対しては2〜5%ほど性能が劣るものの、ほとんど同様の性能を達成しています。なお、電力効率面ではRyzenの方が優れる可能性もあるため、この点については詳細なレビューが待たれます。

 

Ryzen 9 7945HXは、デスクトップ向けのRyzen 9 7900Xと同等のGeekbenchスコアを記録しています。ただし、このGeekbenchはテスト時間が短く、CPUの瞬間最大性能を測定するために適しています。デスクトップ向けのRyzen 9 7900Xと同等の瞬間最大性能を持っていることは驚くべきことですが、ノートPCの冷却性能に制限があるため、このRyzen 9 7900X並みの性能を維持できるかどうかは、実用的に使用する上で最も重要な点であるため、長時間CPUを利用した際にどのような挙動を示すのかは気になる所になります。

また、Ryzen 9 7945HXには、RDNA2のCompute Unit 2基を備えた非力なGPUが内蔵されています。そのため、このCPUを搭載したPCには必ずディスクリートGPUが搭載される必要があります。このRyzen 9 7945HXを搭載したゲーミングノートPCには、CPU自体が高価であることに加え、GPUの追加、冷却機構の追加などが必要となるため、安くても30万円以上、高いものでは50万円を超える価格で販売されると考えられます。しかし、その価格にもかかわらず、Ryzen 9 7945HX搭載のゲーミングノートPCは、高性能を必要とするユーザーにとっては非常に魅力的な選択肢となるでしょう。


Ryzen 7000X3Dに対応するB650マザーボードに関しては一部モデルでは3万円を切っている価格で発売されています。

新型PS5と言われている『CFI-1200』のエントリーがAmazonで開始されています。招待制ですが、出荷量増に伴い入手性は改善しています。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 高そうだけれど、かなりすごいですねw
    XILINXのAIエンジン?も、とても気になります!

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