組み込み向けRyzen V3000では6nm Zen3とRDNA2搭載に進化へ

  • 2021年6月23日
  • 2021年6月23日
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組み込み機器向けのRyzenは2020年11月頃にZen2アーキテクチャーを採用したV2000が登場しましたが、その後継に当たるRyzen Embedded V3000の情報が登場しました。6nm Zen3にRDNA2を採用する可能性が高そうです。

Ryzen Embedded V2000の後継モデル

AMD Ryzen Embedded V3000 SOC Details Leak Out, Powered By Zen 3 CPU & RDNA 2 GPU Cores With DDR5 Memory Support (wccftech.com)

Ryzen Embeddedは主にコンシューマーおよび産業用の組み込み機器向けのCPUとなっていますが、現行のモデルはRyzen Embedded V2000が最新となっており2020年11月10日に発表されました。仕様としては、7nm Zen2アーキテクチャーを採用し、最高仕様のモデルはV2748と呼ばれ、最大8コア、16スレッドのベースクロック2.90GHz、最大4.25GHzでGPU側にはVegaを搭載し、7基のCUが1.6GHzで動作する仕様となっています。また、TDPは35~54Wとなっており、他にTDPが10~25Wのモデルも存在します。

今回、現行のRyzen Embedded V2000の後継に当たるRyzen Embedded V3000の情報が今まででかなりの確度で情報を当てている実績を持つPatrick Schur氏からリークされました。

6nm Zen3 CPUにRDNA2を採用。PCIe Gen4.0とDDR5にも対応

Patrick Schur氏によると、AMD Ryzen Embedded V3000については、現行のV2000に対して大幅なアップグレードがされるとの事です。

まず、CPUアーキテクチャーはZen2からZen3アーキテクチャーに進化すると同時に製造プロセスは6nmに変更されるようです。他にV2000からの大きな変更点としては、PCIe Gen4.0、DDR5-4800に対応し、2基の10G ethernetとUSB4.0への対応も進められるとの事です。

GPUについてはV2000からに限らず現行のRyzenシリーズ含めて大きく変るポイントで、V3000では最大で12基のCUを採用したRDNA2が搭載されるようです。現行のV2000ではCU 6~7基のVega GPUを採用しているため、大幅なパフォーマンス向上が期待できます。

3つのSKUで登場。CU12基のRDNA2を採用したモデルはTDP 15-30W

Patrick Schur氏は上記の情報の他に、登場予定のSKUの詳細についてもリークしています。

CPUモデル名コア / スレッドベース / ブーストクロックL2
キャッシュ
L3
キャッシュ
GPUコアGPU ClockTDP
Ryzen Embedded V37488/163.1 / 4.6 GHz4 MB16 MB8 RDNA 2 CUs (512 SPs)1900 MHz35-45W
Ryzen Embedded V37188/162.6 / 4.6 GHz4 MB16 MB12 RDNA 2 CUs (768 SPs)2000 MHz15-30W
Ryzen Embedded V35166/122.8 / 4.4 GHz3 MB16 MB8 RDNA 2 CUs (512 SPs)1800 MHz15-30W

 

Ryzen Embedded V3000の仕様については2022年に登場予定とされているRyzen 6000シリーズ、通称Rembrandtの仕様に非常に似ています。Ryzen V1000からV2000の登場まで約2年8か月の期間が空いていました。そのため、Ryzen V3000の登場については最低でもV2000登場から1年が経過する2021年11月以降になる予定で、最も有力なのがRyzen 6000シリーズが発表されると言われている2022年上半期頃になると見られています。

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