5つのファンを搭載したGeForce RTX 4090が登場。しかし、冷却効果は乏しく。

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合計5つのファンを搭載したGeForce RTX 4090が登場も、冷却性能はあまり高くない結果に

NVIDIAのGeForce RTX 4090は消費電力が最大450Wに設定されており、グラフィックカードを冷やすクーラーには高い冷却性能が求められます。そのため、リファレンスモデルであるFounders Editionでは3スロット厚でファンを合計2個搭載し、AIB各社がリリースするモデルでは一部では3.5~4スロット厚でファンを合計3つ程度搭載するモデルが主流となっています。そんな、GeForce RTX 4090でMaxSunと呼ばれる中国のAIBがアジア太平洋地域で合計5つのファンを搭載するGeForce RTX 4090 MGG GPUを発売しましたが、見た目やファンの数の割にあまり冷却性能が高くないと言う問題に直面してしまっているようです。

このGeForce RTX 4090 MGGでは表面にはよくあるグラフィックカードと同じく3連ファンを搭載しているのですが、本体側面の両端には小型なファンをそれぞれ1つずつ搭載し、温められた空気を下に逃がすだけではなく、側面方向からも逃がす構造になっています。

一件、通常のグラフィックカードに比べると冷却性能が高そうなGeForce RTX 4090 MGGですが、購入したユーザーがGPUに負荷を与えるFurmarkを定格状態で実行したところ、GPUコア温度が80℃を超え、ホットスポットは98.5℃とサーマルスロットリングが発生する100℃の一歩手前、VRAM温度も88℃と非常に冷却があまり上手く行っていない事が中国の掲示板で挙げられています。

温度があまりにも高いと考えたユーザーは、MaxSunのサポートにこの温度について問い合わせを行ったのですが、MaxSunのサポートによると、Furmark実行時の温度については正常の範囲内で特に問題はないという回答だったようです。

GeForce RTX 4090については消費電力が最大450Wと高いのですが、その分冷却性能が高いクーラーを搭載しておりリファレンスモデルであるFounders Editionでは最高でも70~75℃程度で80℃を超えるケースは珍しくHot Spotについても90℃を超えるケースはあまりありません。

そのため、このユーザーはMaxSunに対して返品を行ったのですが当初は上記のサポート回答の通り正常の動作として返品を拒否したものの、何度か問い合わせをしたのち返品が受け付けられたとの事です。

MaxSun製のGeForce RTX 4090 MGGですが、中国での販売価格は15,999人民元で日本円に換算すると32万円を超える価格での販売になっていますが、5つのファンを備えていてもこれは見た目だけで、実際には他のメーカーの多様なカスタムモデルよりもほとんど冷却効果がない可能性が高いようです。

外観を見る限り、グラフィックカードの長さは各社AIBモデルと変わらないのですが、基板後ろに設けられている吹き抜け構造のヒートシンク面積がかなり小さいため、側面の2つのファンが悪さをしているというより単純に開口部が足りず熱が上手く出せていないような構造になっています。

幸いなことにMaxSun製のグラフィックカードは日本では販売されておらずユーザーが誤ってこの製品を購入する事はないと言えます。ちなみに、30万円を超えるGeForce RTX 4090はASUS ROG STRIXやGIGABYTEのAORUSシリーズなど確実に冷えるモデルしか売られていないので心配は不要と言えます。

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