RTX 4000 シリーズの情報出現。ADA LOVELACEは18432コア搭載

本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
この記事は最終更新日から1年経過しています。掲載内容や情報が古い可能性があります。
Ada-lovelace
  • URLをコピーしました!

Ada-lovelace

2021年から2022年にかけて登場予定とされているRTX 4000シリーズ『ADA LOVELACE』について、初めて仕様に関する情報が出現しました。

目次

RTX 4000はAda Lovelace アーキテクチャ採用

GPUなどのリーク情報で度々正確な情報を放つkopite7kimi氏から、2021年から2022年に発売予定のRTX 4000シリーズ、通称Ada Lovelaceアーキテクチャの情報が出現しました。

AD102 GPUではCudaコアを18432搭載

2021年から2022年にかけては、当初はHopperアーキテクチャを採用したGPUが登場予定となっていましたが、開発の遅延なのか、Ada Lovelaceと呼ばれるアーキテクチャをRTX 4000 シリーズとして用意する模様です。
kopite7kimi氏によると、このAda Lovelaceアーキテクチャを採用したRTX 4000シリーズの一つはAD102と名付けられ、仕様についてはRTX 3000シリーズのGA102の『7*6』構成から『12*6』構成になるとの事です。

この『12*6』とは前者がGraphics Processing ClustersとTexture Processing Clustersに繋がる数字で、3DCenter.orgが仕様についてブレークダウンし、kopite7kimi氏がそれに付け加える形でより大きなキャッシュが搭載されるとツイートしています。

仕様について、まとめるとこのようになります。

GPU AD102 GA102 TU102
アーキテクチャー Ada Lovelace Ampere Turing
製造プロセス 5nm Samsung 8nm TSMC 12nm NFF
Graphics Processing Clusters (GPC) 12 7 6
Texture Processing Clusters (TPC) 72 42 36
Streaming Multiprocessors (SM) 144 84 72
CUDAコア数 18432 10752 4608
論理TFLOPs 64.5 37.6 16.1
発売時期 2021~2022 Sept. 19 Mar. 2017

5nmでより効率的に機能を詰め込む

RTX 4000 ではコア数Cudaコア数は18432コアとなり、現行のRTX 3000シリーズ最高モデルであるRTX 3090から2倍近く増えています。これは、RTX 4000シリーズでは5nmプロセスを採用する事でダイサイズを維持しながら消費電力も下げられるため実現できるものと考えられます。
また、Kopite7kimi氏によると、RTX 4000ではより大きなキャッシュを搭載するとツイートしており、これはTurningやAmpereで採用されている6MBのL2キャッシュが増える事を意味する可能性があり、Cudaコア数増加に加え更なるパフォーマンス向上の余地が生まれます。
製造プロセスについては、5nmであることは確定ですが、これがTSMCで新たに製造されるのかRTX 3000のようにサムスンで製造されるのかはまだ判明していません。RTX 3000ではサムスンの8nmを使っているものの歩留りについて問題を抱えているという話が出ている一方で、TSMCではAppleやAMDなどが5nmの生産枠のほとんどを押さえているため、どこで製造されるのかは読めない状況になっています。

 

ついに、RTX 4000の仕様に繋がる情報が出現しましたが、この情報が本当であれば進化度合としてはRTX 2000からRTX 3000シリーズ並みとなっていると言えます。一方でライバルのAMDでは2022年までに登場予定RDNA 3アーキテクチャーでは『Advanced Node』を搭載すると言われておりAMD CPUのRyzenのように複数の小規模なダイを複数搭載するチップレットデザインが採用される予定となっています。NVIDIAとしては、AMDがGPUでも全力投球してくる事を警戒してか、リフレッシュモデルで繋ぐことはせず躊躇なく新製品を投入してくる模様ですので、2021年もワクワクするような新製品が出てきそうです。

Ada-lovelace

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次