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Intel 第13世代Core CPU『Raptor Lake-S』最新情報まとめ

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Intelでは2022年秋頃を目途に第13世代Core CPUのデスクトップ向けである『RaptorLake-S』を発売予定ですが、ここでは現在判明しているRaptor Lake-Sの仕様や各最新情報の記事一覧をまとめて紹介します。

目次

『Raptor Lake』の最新情報一覧

2022年9月28日:Intel Raptor Lake-Sの価格はほぼ据え置き。日本は円安でCore i5-13600Kは5万円台に?

2022年9月18日:Intel Raptor Lake-Sの北米販売価格が判明。Core i9-13900Kが約12万円台?

2022年9月13日:Intelが6 GHz動作のRaptor Lake-Sを準備中と発表。Core i9-13900KS?

2022年9月10日:Intel Raptor LakeではCore i5-13600以下のモデルはAlder Lakeベースに。

2022年9月9日:Intel Core i9-13900Kが8.0GHzのオーバークロックを達成した模様

2022年9月7日:Intel Raptor Lake-S内蔵GPUはVega 10並みの性能に向上。ベンチマーク出現

2022年9月4日:Intel 第13世代 Raptor Lake-Sの詳細仕様がリーク。Core i5-13400最初に登場

2022年8月26日:Intel Raptor Lake-Sの価格が判明。Core i9-13900Kは日本円で約11万円で約30%値上げ

2022年8月21日:第13世代CPU、Raptor Lake-Sのラインアップ一覧が出現。Core i5-13400はコア数増に

2022年8月19日:Intel Core i9-13900Kでは最大350Wで動作する特別モードを搭載

2022年8月9日:Intel Core i9-13900Kの最大消費電力は345W。Cinebenchは4万pt越えを達成

2022年8月7日:Intel Core i9-13900Kの最終仕様判明。最大5.8 GHzで性能はRyzen 9 5950の1.6倍に

2022年8月4日:今度はIntel Core i7-13700Kが6.2 GHzにOC。CPU-Z単コア性能は1000pt超え

2022年8月3日:Intel Core i9-13900Kが6.0GHzにOCされる。性能はRyzen Threadripper 5965WX並みに

2022年8月1日:Intel Raptor Lake-SのQS品を用いたゲーミングベンチマーク出現。約9~12%向上

2022年7月29日:Intel Core i7-13700Kの消費電力は最大241Wに。Core i5-13600Kは178Wに

2022年7月25日:Intel Core i7-13700Kのベンチマーク出現。Core i9-12900K並みの性能に

2022年7月23日:Intel 第13世代CPU、Raptor Lake-Sは10月17日発売へ。発表は9月28日

2022年7月22日:Intel Core i5-13600KのGeekbenchが出現。今回もRyzen 9 5950X並みを記録

2022年7月20日:Intel Core i5-13600Kのベンチマーク出現。Ryzen 9 5950Xと同等性能を記録

2022年7月13日:Intel Core i9-13900KのGeekbench出現。Ryzen 9 5950Xを48%上回り、最大5.7 GHzで動作

2022年6月30日:闇市で出ていたCore i9-13900Kベンチマーク出現。Ryzen 9 5950Xを10%超え、ES3は5.5 GHzでの動作も

2022年6月29日:Intel Core i9-13900Kが闇市で販売中。ASUS製Z690マザーボードで動作

2022年6月25日:Intel Core i9-13900のES品でのゲーミングベンチなど出現。既にAlder Lake並みの性能

2022年6月24日:Intel Raptor Lake-Sの動作クロックは最大6GHz?『ETVB』と言う新機能も追加

2022年6月14日:Intel Core i9-13900のベンチマーク出現。3.7 GHzで12900Kを超える性能

2022年6月11日:Intelまた窮地?Raptor Lakeは秋以降に登場。サーバー向けは大幅遅延

2022年6月9日:Intel Raptor Lake-S vs AMD Zen4。現時点ではRaptor Lake-Sが高い性能の模様

2022年6月5日:Intel Raptor Lakeの詳細仕様や発売時期が出現。性能はZen4と互角?

2022年6月3日:Intel Core i9-13900Kのシングルコア性能はRyzen 9 5950Xより35%高速? ベンチマークも出現

2022年5月28日:Intel Raptor Lake-Sは10月、Sapphire Rapids-Xは年末登場。発売時期のリーク出現

2022年5月20日:Intel Core i9-13900KのCPU-Z出現。68MBのキャッシュ搭載、Alder Lakeより低遅延に

2022年4月15日:Intel Raptor Lake-SとなるCore i9-13900Kでは最大5.8 GHzで動作する可能性

2022年2月22日:Intel Raptor Lakeの性能など情報出現。9月登場でAlder Lakeより40%性能向上

2022年1月16日:Intel Raptor Lake-Sでは最大68MBのキャッシュ搭載。L2容量はZen4の2倍に

Raptor Lake-Sが正式に発表され、発売は10月20日、価格はAlder Lake-Sからほぼ据え置きであることが明らかになりました。

Intel Raptor Lake-Sの価格はほぼ据え置き。日本は円安でCore i5-13600Kは5万円台に?

 

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第13世代Core CPU『Raptor Lake-S』の基本情報ついて

『Raptor Lake』はIntelの第13世代Core CPUとなります。このRaptor Lakeは2021年11月から発売が開始されたAlder Lakeの後継モデルとなり、引き続きハイブリッドアーキテクチャーと10nmプロセスを採用し、デスクトップ向けモデルは『Raptor Lake-S』、モバイル向けにはハイエンドモデルには『Raptor Lake-H』、一般的なラップトップやタブレット向けに『Raptor Lake-P/M』がラインアップされる予定となっています。

2022年10月以降にハイエンドモデルから登場。

Intelまた窮地?Raptor Lakeは秋以降に登場。サーバー向けは大幅遅延

Raptor LakeについてはAlder Lakeに似た発売スケジュールになると見られています。

デスクトップ向けモデルのRaptor Lake-Sではハイエンドモデルから発売が予定されており、オーバークロックが可能なCore i9-13900K/KF、Core i7-13700K/KF、Core i5-13600K/KFの6モデルが2022年10月20日に発売がされる見込みです。

CPUモデル P-Core  E-Core  合計 コア / スレッド数 L3キャッシュ L2キャッシュ CPUモデル TDP PL1 TDP PL2
Intel Core i9-13900K 8 16 24/ 32 36 MB 32 MB Intel Core i9-12900K 125W 228W
Intel Core i9-13900KF 8 16 24/ 32 36 MB 32 MB Intel Core i9-12900KF 125W 228W
Intel Core i7-13700K 8 8 16 / 24 30 MB 24 MB Intel Core i7-12700K 125W 228W
Intel Core i7-13700KF 8 8 16 / 24 30 MB 24 MB Intel Core i7-12700KF 125W 228W
Intel Core i5-13600K 6 8 12 /20 24 MB 20 MB Intel Core i5-12600K 125W 228W
Intel Core i5-13600KF 6 8 12 /20 24 MB 20 MB Intel Core i5-12600KF 125W 228W

その後に2023年1月に開催されるCES2023にてモバイル向けRaptor Lake-H/P/Mおよびデスクトップ向けにエントリーからミドルレンジモデル向けRaptor Lake-Sをリリースする予定となっています。

big.LITTLEハイブリッドアーキテクチャーをさらに強化

Raptor LakeではAlder Lakeで初めて投入されたbig.LITTLEとなるハイブリッドアーキテクチャーを引き続き採用します。ただ、Raptor Lakeでは従来まで最大8コアだったLITTLEコア(E-Core)を最大16コアに倍増、高い電力効率や多少負荷がかかるタスクでもP-Coreを使わず、E-Coreのみで動作が可能となり消費電力の低減が実現すると見られています。

Core系(P-Core)はRaptor Coveへ進化。L2キャッシュは最大32MB搭載。

Intel Raptor Lake-Sでは最大68MBのキャッシュ搭載。L2容量はZen4の2倍に

Alder LakeやRaptor Lakeに搭載されているP-Coreは動画エンコードやゲーミングなど負荷が高い処理が必要となる時に動作するコアで、CPU自体の性能を左右するコアとなっています。

そんなP-Coreですが、Raptor LakeではAlder Lakeに搭載されていたGolden CoveアーキテクチャーからRaptor Coveアーキテクチャーに進化します。

このRaptor Coveでの主な変更点はキャッシュ周りの大幅強化と動作クロックの向上が挙げられています。キャッシュ周りではL2キャッシュが各P-Core辺りAlder Lakeの1.25MBから2MBに増量、E-Core側は4コア辺り2MBから4MBに倍増し、P-Core8コア+E-Core 16コアでL2キャッシュは合計32MBになります。

L3キャッシュはP-Core分は1コア辺り3MBでAlder Lakeと変わりませんが、E-Coreが8コア増えている分L3キャッシュは36MBとなり、Raptor LakeのCPUコアとしては最大68MBのキャッシュを搭載しています。

動作クロックは最大5.8 GHzに迫る?

Intel Raptor Lake-SとなるCore i9-13900Kでは最大5.8 GHzで動作する可能性

Alder Lake-Sの最上位モデルであるCore i9-12900KSでは動作クロックが最大5.5 GHzとなっていますが、Raptor Lake-Sの最上位モデルCore i9-13900Kにおいては10nmプロセスの熟成が進んだことから動作クロックは最大5.8 GHzに達すると見られています。

ただし、動作クロックが高い分、ピーク時の消費電力(MTP)はCore i9-12900KSの260Wから300W程度に増える見込みで高い動作クロックでの運用を考えている場合、強力な電力回路とそれらを十分冷やせる能力を持つ高価なマザーボードを購入する必要があリそうです。

DDR4およびDDR5両方に対応

Alder Lakeに対応する600シリーズマザーボードにおいてはマザーボードメーカーが商品に応じてDDR4かDDR5が選択が可能でしたが、Raptor Lakeにおいても600シリーズマザーボードに対応することからDDR4への対応は行われる見込みです。

また、Raptor Lakeとともに登場する700シリーズマザーボードにおいてもDDR4への対応が一部マザーボードでは行われますがIntelではDDR5推奨という姿勢を示す見込みで、Alder Lake世代とともに登場した600シリーズマザーボードよりDDR4対応モデルは少なくなる可能性があります。

Raptor Lake-Sの価格は現行Alder Lake-Sから据え置き

IntelではRaptor Lake-Sについては現行のAlder Lake-Sと同じぐらいの価格帯での発売を計画していましたが、Intelでは昨今のインフレや景気後退リスク、そして利益をあまり出せていないという経営上問題から2022年秋頃からCPUに留まらず、Intelが発売しているほぼすべての製品で値上げを計画していると言われています。

関連記事:Intelが2022年秋以降にCPU価格を値上げへ。20%を超える値上げ幅の製品も

しかし、正式発表されたRaptor Lake-Sに関してはCore i9-13900K/KFおよびCore i7-13700K/KFに関してはAlder Lake-SのCore i9-12900K/KF、Core i7-12700K/KFと同じ価格での販売になる予定で、Alder Lake-Sに対して値上げがされたCore i5-13600K/KFに関しても値上げ幅は10%台と小幅な値上げになっています。

関連記事:Intel Raptor Lake-Sの価格はほぼ据え置き。一方で円安でCore i5-13600Kは5万円台に? 

旧情報

この値上げには当然、Raptor Lake-Sも含まれるため、Alder Lake-S登場時の価格に対してはRaptor Lake-Sは実質的に値上げされた価格で販売開始を迎えると見られています。

なお、値上げ幅につてはIntelでは製品によるものの最低でも5~10%、一部製品では20%以上の値上げが計画されているようで現行のCore i9-12900Kでは8万円台で発売時は販売されていましたが、Core i9-13900Kについては10万円を超えるような価格で販売される可能性があります。

 

 

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