AMD Radeon RX 7000シリーズでは未発表のDisplayPort 2.1に対応する可能性?

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AMDでは2022年11月3日に次世代GPUアーキテクチャーであるRDNA3を搭載したRadeon RX 7000シリーズグラフィックカードの発表を行いますが、このRadeon RX 7000シリーズにてまだ未発表であるDisplayPort 2.1を搭載する可能性が出てきているようです。

目次

RDNA3アーキテクチャーに進化するRadeon RX 7000シリーズ

AMDでは現行のRDNA 2アーキテクチャーから刷新を図ったRDNA3アーキテクチャーの開発を進めており2022年11月3日にRDNA3アーキテクチャーを搭載したRadeon RX 7000シリーズに関して何かしらの発表が行われる予定です。

このRDNA3アーキテクチャーを採用したGPUにはハイエンドモデルに採用されるNavi 31とNavi 32にはコンシューマー向けGPUとしては初めてチップレットを採用するなど多くの最新技術が搭載される見込みですが今回このRadeon RX 7000シリーズにてまだ未発表のDisplayPort規格、DisplayPort 2.1が搭載される可能性があるようです。

最大16Kまで対応する予定のDisplayPort 2.1にRadeon RX 7000シリーズが対応する可能性

DisplayPortは標準化団体であるVESAが策定したディスプレイ用のインターフェイス規格で、主にPCとGPUの間で接続される場合などが多いです。このDisplayPortは初代であるバージョン 1.0が2006年に登場し、そこから数年置きにバージョンが行われ、2022年現在ではバージョン2.0が最新となっています。

ただ、2016年に登場したDisplayPort 1.4aの段階で既に8K解像度(DSCあり)にまで対応している事からNVIDIAの最新鋭GPU、GeForce RTX 4090においてはDisplayPort 1.4aまでの対応に留まっています。

一方で、2022年11月に発表が予定されているAMD Radeon RX 7000シリーズに関して、元Intel社員で半導体産業に精通しているKyle Bennett氏によると、最上位GPUであるNavi 31に関しては、まだ未発表のDisplayPort 2.1規格に対応する可能性があるとの事です。

DisplayPort 2.1(DP2.1)に関してはまだ規格の詳細は発表されていませんが、2022年10月時点ではDisplayPort 2.0(DP2.0)が最新規格となっています。

このDP2.0では4K/144Hzはもちろん、オプションで超高ビットレート(UHBR)に対応したケーブルであれば8K/60Hzを映像圧縮技術であるDSCなしに、DSCありなら8K/120Hzの実現も可能となっています。

これが、DP2.1に進化する事によってUHBRなど関係なく8K/60Hzの出力が可能になる他、UHBRであれば8K/240Hzや16K/60Hzへの対応なども可能になると見られています。ただ、この規格の詳細については現時点では不明でもしDP2.1に対応するのであればRadeon RX 7000シリーズの発表日である11月3日にDP2.1の詳細が同時発表が行われる可能性がありそうです。

 

NVIDIAでは最新鋭のGeForce RTX 4090においてDP2.0に対応しなかった理由について、DP1.4aでも8K/60Hzをサポートしており、DP2.0が必要となるような状況はまだまだ来ないからと説明をしていますが、AMDのRadeon RX 7000シリーズでは少なくとも最上位GPUであるNavi 31に関してはDP2.1、つまり8K/120Hzや16Kへの対応も視野に入れたグラフィックカードになっているようです。

8K/120Hzについては既にRTX 4090が8Kでのゲーミングも可能な性能を有しており、Navi 31 GPUの性能次第ではeSports系タイトルなどであれば8Kゲーミングも可能と言えそうですが、16Kでのゲーミングはあまりにも非現実的と言えそうでここまで来ると正直多くの消費者にとっては関係が無いと言えそうです。

ただ、Navi 31 GPUのようにハイエンドモデルにおいては映像出力系も最上位にして欲しい所ですのでオーバースペックでもDP2.1への対応は歓迎するという人も多いかもしれませんね。

 

 

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