Navi21はRTX 3080並み? RX 6000シリーズの消費電力や動作クロックが判明

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10月28日発表予定のRDNA 2アーキテクチャーを採用したRadeon RX 6000シリーズですが、ハイエンドとミドルレンジの情報であるNavi21と22に加えてエントリーモデル版のNavi23の情報とそれぞれのクロック周波数も判明しました。

Radeon RX 6000シリーズの最新情報はこちらへ

目次

NAVI21-23の動作クロックや消費電力等スペックが判明

RadeonシリーズはmacOSなどで採用されていますが、どうやらmacOS11 Betaに含まれていたドライバーの情報などにNavi21から23の情報が入っていたようです。

Redditのユーザーstblr氏によりその情報が抽出され、Navi21から23の詳細スペックが判明しました。

詳細スペック表

Property Navi 21 Navi 22 Navi 23
ラインアップ RX 6900XT? RX 6700? RX 6600?
RX 6500?
num_cus (computed) 80 40 32
num_se 4 2 2
num_cu_per_sh 10 10 8
num_sh_per_se 2 2 2
num_rb_per_se 4 4 4
num_tccs 16 12 8
num_gprs 1024 1024 1024
num_max_gs_thds 32 32 32
gs_table_depth 32 32 32
gsprim_buff_depth 1792 1792 1792
parameter_cache_depth 1024 1024 1024
double_offchip_lds_buffer 1 1 1
wave_size 32 32 32
max_waves_per_simd 16 16 16
max_scratch_slots_per_cu 32 32 32
lds_size 64 64 64
num_sc_per_sh 1 1 1
num_packer_per_sc 4 4 4
num_gl2a 4 2 2
Property Navi 21 a Navi 21 b Navi 22 Navi 23
gfxclk (MHz) 500 – 2050 500 – 2050 500 – 2500 現時点不明
uclk (MHz) 577 – 1089 577 – 1089 577 – 1089 現時点不明
socket_power_limit_ac[0] (W) 200 238 170 現時点不明
freq_table_gfx[0] (MHz) 500 500 500 現時点不明
freq_table_gfx[1] (MHz) 2050 2200 2500 現時点不明
freq_table_uclk[0] (MHz) 100 100 97 現時点不明
freq_table_uclk[1] (MHz) 500 500 457 現時点不明
freq_table_uclk[2] (MHz) 625 625 674 現時点不明
freq_table_uclk[3] (MHz) 1000 1000 1000 現時点不明

Navi 21 Sienna Cichilid (Radeon RX 6900XT?)

Navi21はRX 6000シリーズのハイエンド向け商品となる予定で、コア数などのスペックは過去に判明している情報の通り、80CU(表中・紫)を搭載しており、VRAMは16GB GDDR6が256bitの帯域幅で接続されます。

動作クロックは2種類存在し、Navi 21Aでは2.05GHz、Navi21Bでは2.2GHz(表中・青)とされています。

現行のRadeonと同様、1CU毎に64SPが搭載されるとすれば、5120SPが搭載される見込みとなります。もしこの情報が正しければ約22.5TFLOPsほどのシェーダー性能を有する事になります。性能的にはNVIDIAのGeForce RTX 3080のFP32浮動小数点演算は29.8TFLOPsには及ばないものの、4Kでのゲーミング性能には十分で、16GBのVRAMを搭載する点RTX 3080より有利になる点もあります。
また、消費電力は最大で約240Wとされており(表中・緑)、320WのRTX 3080より大幅に低いです。

Navi 22 Navy Flounder (Radeon RX 6700?)

Navi22はNavi21の一つ下に位置し、ミドルレンジラインアップになる予定です。
コア数は40CU(表中・紫)と現行のRadeon RX5700XTと同様になる模様。メモリーに関しては12GB GDDR6で192bitの帯域幅で接続されるとされています。

動作クロックはNavi21よりも高い2.5GHz(表中・青)になると見られており、Navi21より少ないCU数で発熱面で有利なためこのような結果になっている模様。

性能面では、12.8TFLOPsとされています。Navi22はPlayStation5に最も近いGPUであり、PlayStation5では36CU@2.23GHzで10.28TFLOPsである事からNavi22でもゲームを4Kでプレイする事は十分可能と見られています。

消費電力は最大で170W(表中・緑)とされており、2.5GHzと言う高い動作クロックに対してかなり低い数字になっています。

Navi 23 Dimgrey Cavefish (Radeon RX 6700?)

Radeon RX 6000シリーズのエントリーモデルに当たるNavi23については、Navi21、22ほどの情報は無いもののCU数について判明しています。

CU数は32CU(表中・紫)で、Navi22より若干低い数字になっています。動作クロックや消費電力については不明なものの2GHzを越えつつ消費電力は150Wを下回る程度になると考えられます。

性能面でも4Kは厳しいものの、1440pでのゲームであれば十分対応可能な性能を有するものと考えられます。

Radeon RX 6000シリーズですが、Navi21はRTX 3080を若干下回る性能を有する事はほぼ確定と言えますが、低い消費電力であることを考慮したらかなりバランスの取れた商品であることは間違いありません。特に240WはRTX 2080 Tiを10W下回りつつ性能面では約1.7倍(RTX 2080Tiが13.45TFLOPs、RX 6900XTが22.5TFLOPs)ある事からワットパフォーマンスの高さが伺えます。

Navi22は仕様的にもPlayStation5とほぼ同等と言え、消費電力も扱いやすい範囲内にとどまっている事から、本格的にミドルレンジGPUで4Kがプレイできるようになりそうです。(最高画質は厳しそうですが・・・)

Navi23については情報が無いものの1440p程度は耐えれそうではあります。

少々気になるのが、Navi21とNavi22の間が大きく空いている点です。恐らくAMDは後々60CU程度のGPUを用意しているものと考えられます。特に、Xbox Series Xでは52CUを積んだGPUを搭載しているためその可能性は大いにあり得ると考えられます。

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