Radeon RX 7000シリーズには6nm化されたRDNA2も投入される可能性

2022年から2023年に登場予定のRDNA3アーキテクチャーを採用するRadeon RX 7000シリーズですが、どうやら全てのモデルでRDNA3アーキテクチャーが採用される訳ではないようです。

RX 7000シリーズではRX 7900からRX 7400相当までラインアップ

AMD Radeon RX 7000 Graphics Cards Rumored To Feature RDNA 3 5nm & RDNA 2 6nm GPUs (wccftech.com)

AMDのRadeon RX 7000シリーズでは、最上位モデルとその次のモデルでは2つのGPUと1つのキャッシュダイを組み合わせたMCM構造が採用される事が既に多数のリークによって明らかになっていますが、3DCenterやGPU関係のリークを取り扱うリーカー、Greymon55氏によるとRadeon RX 7000シリーズでは、最上位のRX 7900からRX 7400相当までが存在し、RDNA3を採用するモデルは上位3モデルに限られる可能性があるとの事。

RDNA3は上位モデルのみ。下位モデルは6nm化されたRDNA2

3DCenterがまとめた情報によると、Radeon RX 7000シリーズで採用されるGPUにはRDNA3を採用するNavi31、Navi32、Navi33の他に、現行のRX 6000シリーズで既に採用されているNavi22、Navi23、Navi24もラインアップされるとの事です。

RDNA3を採用するNavi3x系に関しては7月末に大量のリークが出現した通りでNavi31は2つのGPUダイを組み合わせ、15360コアを持つGPUになります。次のNavi32ではNavi31のGPUダイを一部無効化したモデルに、Navi33ではNavi31のGPUダイが1つだけ搭載されるモノリシックGPUになると言われています。これらのモデルは上からRX 7900、RX 7800、RX 7700に位置するハイエンドモデルにあたり、TSMC 5nmが採用され前述の通りRDNA3アーキテクチャーが採用されます。

2021年7月時点で判明しているRDNA3採用のNavi31について

RDNA 3ベースとなるNavi33の仕様が判明。CU80基、5120コア

一方でミドルレンジ以下のモデルに関してはハイエンドモデルほどの進化は見られないようです。ミドルレンジ帯であるRadeon RX 7600は現行Radeon RX 6700 XTで採用されているNavi22 GPUが採用、Radeon RX 7500ではRX 6600 XT採用のNavi23 GPUが、RX 7400ではまだRX 6000シリーズとしては未登場のNavi24 GPUが採用されるとの事です。GPUがそれぞれ現行モデルより1ランク上のGPUがRX 7000シリーズでは割り当てられており、RDNA2アーキテクチャーのままですが、7nmプロセスから6nm Refreshプロセスに切り替えられるため若干ながら省電力化や高クロック化が実現すると見られています。

 

RDNA3ではアーキテクチャー刷新と言う膨大な工数がかかる開発行為を行っていますが、更にMCM GPUの開発とMCMで活用予定のダイを流用できるモノリシックGPU(Navi33)の開発などアーキテクチャーの刷新と複数モデルを用意するのと比べるとかなり大掛かりな開発となっています。そのため、AMDとしてはデスクトップ向けでは採算が取りやすいハイエンドモデルに絞ってRDNA3の開発を行う方針としたのかもしれません。

モバイル向けのRDNA3に関する情報はまだ出ていませんので何とも言えませんが、今後NVIDIAの他にIntelがディスクリートGPUであるIntel Arkをモバイル向けGPUとして登場させる可能性は大きいので、NVIDIAとの間に割って入られないようにモバイル向けRDNA3の開発はされていると考えられます。

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