NVIDIA GeForce RTX 3080 12GBはCUDAコアが増加。詳細仕様が判明

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NVIDIAが既に発売中のGeForce RTX 3000シリーズを強化したモデルを準備しているリークは何度か出現していますが、今回GeForce RTX 3080の12GB版についてCUDAコア数やバス幅、帯域幅など詳細仕様が出現しました。

目次

GeForce RTX 3080 12GBの詳細仕様の情報が出現

NVIDIA GeForce RTX 3080 12GB to feature 8960 CUDA cores, 20% faster in mining than 10GB model – VideoCardz.com

NVIDIAのGeForce RTX 3080については、2020年9月17日に発売が開始されたRTX 3000シリーズの中では初期の方に発売されたモデルとなっており、既に登場から1年以上が経過したモデルとなっています。そんなRTX 3080について、発売1年の節目を迎える9月中旬にかけてVRAM容量を2GB増やした12GBモデルがリフレッシュモデルとして投入されるというリークが何度か出現していましたが、遂にVideocardzが詳細仕様を入手したようです。

ただし、発売時期についてはGeForce RTX 3070 Ti 16GBと同じく未定となっています。

VRAM容量が2GB追加でバス幅、帯域幅が強化。GPUもCUDAコアが追加

GeForce RTX 3080 12GBについては既存のGeForce RTX 3080にVRAM容量を2GB追加しただけのモデルになると見られていました。しかし、Videocardzが最近入手した情報によると、VRAM容量の追加だけには留まらないとの事です。

まず、VRAM容量については既知の通り現行の10GBから12GBに容量が拡大されますが、この2GB分のVRAMはRTX 3080の基板上メモリーモジュール2枚分のスペースが空けられており、ここに追加されるようです。これに伴い、VRAMのバス幅は320-bitから384-bitに強化されます。

またこの変更によって帯域幅についても拡大が行われ、現行の760GB/sから912GB/sと20%ほど帯域幅が強化されています。

VRAM容量の増加や、それに伴うバス幅と帯域幅の増加はメモリーモジュールを追加して2GBのVRAMを追加している関係上、自動的に付与される性能となっていますが、これだけに留まらずGPU自体の強化も行われます。

GPUには現行モデルではGA102-200 GPUが採用されていますが、12GBではGA102-220と呼ばれる新しいGPUが採用され、CUDAコアは現行の8704基から12GB版では8960基、約256基、2.9%、CUDAコアが増やされています。

ちなみに、8960基のCUDAコアは9月22日にkopite7kimi氏がつぶやいており、この当時はGeForce RTX 3080 Superになると言われていました。しかし、その後Superでは無くなるという情報が出現し、結局はVRAMが2GB追加されるだけのモデルになったと見られていましたが、8960基にCUDAコアが強化されるという話が正しかったようです。

TDPは増加で340~350Wになる見込み。発売時期はArc Alchemist次第か

VRAM容量のみならず、GPUの性能自体も強化されるGeForce RTX 3080 12GB版ですが、追加されるCUDAコアやGDDR6XのメモリーモジュールによってTDPは現行のRTX 3080の320Wから最低でも340W、最大で350Wに上がってしまう可能性が高いとの事です。

なお、発売時期やそもそもの投入可否についてはRTX 3080 12GB版もIntelが2022年Q1からQ2に投入する予定のArc Alchemistの仕様を見てから決定されるようでもしかしたらRTX 3080 12GB版もズルズルと投入日程が後退していくことになるかもしれません。

 

GeForce RTX 3050はコア数も異なる4GBと8GBモデルが用意される模様

 

GeForce RTX 3080 12GBについてはCUDAコアの増加など実質的には9月頃にkopite7kimi氏がつぶやいた通りRTX 3080 Superの方が名称的にはあっている気がしますね。

何となくですが、RTX 3080 12GBが投入された場合、RTX 3080 10GBの存在意義は無いと言えるので12GB版登場と共にディスコンされる可能性が大きいと言えそうです。

特にNVIDIAのRTX 3000シリーズではRTX 3060やRTX 2060でもVRAMを12GB搭載していたり、競合のRadeon RX 6800系では16GBのVRAMを搭載しているので、RTX 3080に搭載されている10GBのVRAM容量は必要かどうかは置いておいて、カタログスペックだけで比べるとハイエンドモデルとしては少々物足りない状態になっています。

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