NVIDIAがコンシューマー向けGPUでNVEnc機能の一部機能の制限を緩和

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NVIDIAでは比較的古い世代のグラフィックカードからビデオエンコード機能であるNVEncを搭載していますが、このNVEncについてコンシューマー向けGPUでは制限されていた同時エンコード数などが緩和される事が明らかになったようです。

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コンシューマー向けグラフィックスカード搭載のNVEncで一部機能制限が緩和。同時エンコード数が最大5ストリームに増加

NVIDIAではGeForce GTX 900シリーズからグラフィックカードを活用してエンコードを行うNVEnc機能を搭載していますが、このNVEncについてはコンシューマー向けのGeForceシリーズではエンタープライズ向けのQuadroやRTXシリーズに対して機能制限が設けられていましたが、NVIDIAではこの機能制限について一部を緩和した事が明らかになったようです。

NVIDIAが公開しているVideo Encode and Decode GPU Support Matrixによると、同社はコンシューマー向けグラフィックカードでNVEncを使った同時エンコード数を3から5に増やしました。これは、過去8年間にリリースされたMaxwell 第2世代、Pascal、Turing、Ampere、Ada Lovelaceマイクロアーキテクチャを搭載する数十の製品に適用されるとのことです。(一部のMXシリーズ製品を除く)

エンタープライズ向けグラフィックスカードのQuadroやRTXシリーズではハードウェアが対応できるだけの同時エンコードが可能となっており、動画の品質やハードウェアの性能によっては11~17の同時エンコードが可能となっていますが、ここまでの機能制限の緩和は行われておらず、GeForce RTX 4090でも現時点では5本が限度に制限がされる事になります。

ちなみに、エンコード側のNVEncはコンシューマー向けグラフィックカードは最大5本と言う制限が設けられていますが、デコード側のNVDecについては制限はハードウェアに依存するなど実質的に制限が設けられていないようです。

これらの変更により、動画を大量にエンコードするユーザーにとっては作業が若干楽になると考えられますが、3本から5本に増える事でエンコード速度が低下し、トータルでの時間が増える可能性もあるようです。


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