GeForce RTX 3050は22年6月までに登場。性能はGTX 1660Sより高速に

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NVIDIAのエントリー向けグラフィックカードであるGeForce RTX 3050について、Videocardzが独自ソースより最新情報を入手。登場時期やその性能について情報が出現しています。

目次

エントリー向けRTX、GeForce RTX 3050の情報出現

NVIDIA GeForce RTX 3050 rumored to be faster than GTX 1660 SUPER, coming Q2 2022 – VideoCardz.com

NVIDIAではGeForce RTX 3000シリーズは最上位は30万円近い価格で販売されているRTX 3090から6万円程度の価格で販売されているRTX 3060までラインアップしていますが、それでも価格は6万円とエントリーモデルとするにはかなり高い金額となっています。

そんな中で、NVIDIAとしてはエントリー向けとしてGeForce RTX 2060の12GB版の投入を12月に予定していますが、そのモデルより更に価格を下げたGeForce RTX 3050に関して登場時期やおおまかな性能などの情報をVideocardzが独自に持つソースから入手したようです。

性能はGeForce GTX 1660 Super以上。RTX 2060 12GB以下

GeForce RTX 3050 TiなどRTX 3050系グラフィックカードについては、2020年12月末にLenovoのゲーミングPCの仕様書からその存在が明らかになっていましたが、そこから2021年10月頃まで情報が途絶えた状態となっていました。しかし、10月にkipite7kimi氏がRTX 3060に搭載されているGA106 GPUをベースにしたRTX 3050 Tiが準備中で、RTX 3050についてはモバイル向けGPUであるGA107 GPUの動作クロックなどを引き上げたモデルを搭載して準備が進められているとのリークが出現しています。

そんなRTX 3050ですが、Videocardzが独自に入手した情報ではRTX 3050はGA107では無くRTX 3060に搭載されているGA106 GPUを搭載するとの事です。このRTX 3050はPG190 SKU 70と言う開発コードで呼ばれており、情報がまだ流動的ではあるものの、VRAMについては8GB GDDR6を搭載する可能性があるとの事です。

また、パフォーマンスについてはRTX 3050はエントリー向けGPUとして販売がされているGeForce GTX 1660 Superを超えるものの、12月に発売が予定されているGeForce RTX 2060 12GB版より下回る性能に位置しており、両製品の間を取り持つ性能になるとの事です。

競合製品としては、AMDのRadeon RX 6600では無く、Radeon RX 6500 XTやIntelが投入を予定しているArc Alchemistのエントリーモデルを担128EU搭載モデルとなる見込みになっています。

TechPowerUpがまとめている性能表ではGTX 1660 SuperとRTX 2060 6GB版の間では大きな性能差が存在しており、RTX 3050が上述の性能通りに登場すれば、NVIDIAとしてはラインアップ上に存在する『間』を埋める事が出来ると見られています。

登場時期は2022年Q2(4月から6月) CES2022では登場しない見込み

NVIDIAでは2022年Q1(1月から3月)にかけて現行モデルのリニューアルや性能強化版の追加を計画しており、現時点ではRTX 3070 TiのVRAMを倍増させた16GB版や、RTX 3080 12GB版などのリリースを予定しています。また、ハイエンドモデルであるRTX 3090の性能を更に強化したRTX 3090 Tiについてもラインアップへの追加が予定されています。

一方で、今回のRTX 3050については現行モデルのリフレッシュ版やRTX 3090 Tiと共に登場はせず、数か月後である2022年Q2(4月から6月)にかけて登場する予定となっています。

ライバルモデルに当たるRadeon RX 6500 XTが2022年Q1(1月から3月)で一足先に登場する一方で、Intelが投入するArc Alchemist 128EU版が2022年Q2(4月から6月)も登場予定であるから、2022年の上半期は長らく投入が行われていなかったエントリーモデルに位置するグラフィックカードの新型が多く登場する時期となりそうです。

 

NVIDIA GeForce RTX 3090 Tiで不具合発生、生産一時停止。発売は2月以降に

 

今のNVIDIAラインアップでは性能的にGTX 1660 SuperとRTX 2060の間にはかなり大きな性能差が存在していますが、RTX 3050が投入される事で、この大きな性能差は埋まる事となります。

ただ、価格.comでこれら2つの製品の販売価格を調べてみるとGTX 1660 SuperとRTX 2060 6GB版は共に5万円台で売られているため、RTX 2060 12GB版が発売されれば5万円後半ぐらいに値上げが行われ、RTX 3050については5万円前半で販売がされると考えられます。ただ、こうなっても、GTX 1660 SuperからRTX 3050、RTX 2060 12GB版までの差が数千円程度にしかならないため、結果的に多くのユーザーはRTX 2060 12GB版を買ってしまうような気がします。なので投入する意義があまり無いように見えますが、NVIDIAは何を考えているのか気になる所です。

それよりも価格を調べて驚いたのですが、GTX 1660 Superが5万円を超えてるって狂っていますね・・・

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