AMDがHPC製品を11月8日に発表。3D V-Cache搭載EPYCも発表か?

AMDが11月8日にHPC向け新商品発表会を11月8日に開催する事が発表されました。この中では次世代Radeonにも採用される可能性があるMCM構成のGPU、Instinct MI250や3D V-Cacheを搭載するMilan-X EPYCも発表される可能性が指摘されています。

AMDが11月8日に今後登場するEPYCやInstinctについて発表会を実施

AMD to Host Accelerated Data Center Premiere Virtual Event on November 8, 2021 (yahoo.com)

AMDによると、11月8日 11:00 E.T(日本時間11月9日 1:00)に今後登場するEPYCならびにInstinctアクセサレーターに関するバーチャルイベントを開催すると発表がありました。この発表会ではAMDのCEO、Lisa Su氏の他、データセンター・組み込み向け製品部門長、Forrest Norrod氏、サーバー部門長Dan McNamara氏の3氏が登壇する予定となっています。

このイベントはAMD Accelerated Data Center Premiere | AMDにてライブ配信が行われ、配信終了後は録画再生も可能になるとの事です。

今後登場するEPYCは3D V-Cache搭載のEPYCの模様

リーク情報で定評があるExecutableFix氏によると、11月8日に開催されるAMDの発表会の場にて3D V-Cacheを搭載するMilan-Xが発表される可能性があるとの事です。

この3D V-Cacheを搭載するMilan-Xは16、24、32、64コアの4モデルが登場予定とされています。これら全モデルではCCDを8基搭載するモデルとなっており、各CCDに搭載される32MBのL3キャッシュに加えCCD上部に重ねられたV-Cacheが64MBの合計96MB、8基で合計768MBのキャッシュを備えるモデルとなっています。

3D V-Cache搭載のEPYC Milan-Xの仕様が判明。L3は768MB搭載

ただし、ExecutableFix氏によると同じく3D V-Cache搭載をするTrentoに関する発表になる可能性も指摘されています。Trentoは米国エネルギー省などによって計画されている超大規模スーパーコンピューター(富岳の3倍以上の性能)に採用予定のCPUとなっており、政府系機関にのみ納品される特殊モデルとなっています。このモデルはMilan-Xとは全く異なる製品のため、発表されても多くの人にとってはあまり関係のない発表となります。

InstinctはMCMを採用するMI-250を発表?

InstinctとはAMDのCDNA2アーキテクチャーを採用するデータセンター向けグラフィックカード(アクセサレーター)ですが、この中でMI200シリーズであるMI250およびMI250Xの二つが発表されるとの事です。

MI250XについてはGPUを2基搭載するMCM構造となっており、1基のGPUには110基のCompute Unitを搭載し、2基合わせてCUは220基、Stream Processorsは14080基搭載されます。ブースト時は1.7GHzで動作するとの事です。また、メモリーには128GBのHBM2e(こちらは2基で共有)を搭載し、TDPは500Wになるとの事です。

FP16に関しては、383TFLOPSに及ぶとされており、現行世代のInstinct MI100の185TFLOPSを2倍近く上回る計算能力を持っています。

このInstinct MI250で使われる一部技術はAMDの次期型Radeonでも活用されると見られており、MI250がどのような仕組みでMCM化を実現しているのか注目です。

既存クーラーをAlder Lake-Sに流用するのは要注意。適切に冷えない可能性。

 

AMDでは近年データセンター向け製品、特にEPYCシリーズの売り上げが好調ですので、Milan-Xなど新製品を次々と投入してでデータセンター分野でIntelを猛追する構えを見せています。このMilan-Xは恐らくRyzen Threadripper(Chagall-X)にも採用される事が予測されていますので、Threadripperを買いたいという方はAMDのイベントを覗いてみるとどんな感じの製品が出るのか予測できると思うので、良いかもしれません。

また、Instinct MI250も気になる存在です。GPUとしては珍しいMCM構造を採用しておりどのような仕組みで動くのか判明するのが楽しみです。

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