デスクトップ向けのAMD Ryzen 9 5950Xを搭載したラップトップが登場

  • 2021年12月19日
  • 2021年12月20日
  • Zen3

AMDのRyzen 9 5950Xはデスクトップ向けに16コアを搭載するCPUでTDPは105W、最大消費電力は200Wを超えるCPUですが、これを搭載したラップトップが登場しました。

15.6型ラップトップにデスクトップ向けRyzen CPUを搭載

This Wild Laptop Packs 16-Core Ryzen 9 5950X, RTX 3070 | Tom's Hardware (tomshardware.com)

Eurocomと呼ばれるメーカーではデスクトップ向けCPUを搭載したラップトップなどを多数発売していますが、今回そのEurocomがNightsky ARX315と呼ばれるラップトップを発表されました。このラップトップではAMDのデスクトップ向けCPUであるRyzen 5000シリーズが選択できるラップトップになっており、恐らく世界初です。

最上位はRyzen 9 5950Xを選択可能。GPUにはRTX 3070搭載

EUROCOM Nightsky ARX315 Configure

Ryzen 5000シリーズが選択可能なNightsky ARX 315と呼ばれるモデルのラップトップは横361mm、奥行き258mm、厚さ32.5mmの大きさとなっており、横と奥行きは一般的な15インチラップトップと同じですが、厚さについてはゲーミングラップトップであるASUS ROG STRIXやGIGABYTEのAORUSシリーズでも最大27mm程度という事からかなりの厚みを持ったラップトップとなっています。

マザーボードにはデスクトップ向けのAMD B550マザーボードをカスタマイズしたものが搭載されています。そのため、CPUにはデスクトップ向けCPUであるAMDのRyzen 7 5800X、Ryzen 9 5900X、Ryzen 9 5950Xの3種類から選択が可能となっており、オプションでThermal grizzly社のサーマルペーストを選択する事も可能になっています。

また、モバイル向けのGeForce RTX 3070が標準搭載されており、最大115WのTDPで動作し、5120基のCUDAコアとVRAMにGDDR6 8GBを搭載した高性能GPUが搭載されています。

なお、冷却としては4本のヒートパイプがCPUに、2本がGPUに繋がれていますがほとんどの排熱を担う部分がラップトップ向けの小型シロッコファンという事で冷却面では限界に達しているのか、PassmarkのCPUベンチマークではRyzen 9 5950Xを搭載した構成が25587pt、Ryzen 7 5800Xを搭載した構成が25780ptとサーマルスロットリングを起こしているのか、スコアがほとんど同じと言う事態になっています。

システム全体の消費電力については詳細は記載されていないものの、ACアダプターは最大230W出力まで対応しており、システム構成的に最大負荷をかけると200Wほどの消費電力になると見られています。ラップトップという事でもちろんバッテリーも搭載されているものの、ゲーミングラップトップとしては小さめの62Whという容量であるため、最大負荷で運用すると20分以内にバッテリーが切れる事になります。

 

大量のGeForce RTX 3070 FEを一部量販店がマイナーに横流ししていた模様

 

非常に面白い製品ですが流石に無理がありすぎて実用性の面においてはあまり無いように感じます。特にCPUの冷却は無理矢理感が強く、Ryzen 7 5800X以上のCPUを選択するメリットが消えています・・・

言葉だけ取るとかなりインパクトのある製品ですので、その内Linus Tech Tipsなど海外Youtuberなどで取り上げられる気がしますね。

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