Intel HEDT向けXeon W5-3443の仕様がベンチマークで判明。16コア、L3を45MB搭載

Intelではサーバー・データセンター向け製品であるSapphire RapidsをベースとしたHEDT向けXeonを開発中ですが、今回この中で16コアを搭載するモデルのベンチマークが掲載され、一部仕様について明らかになりました。

HEDT向けSapphire Rapids Xeon

Intelではサーバー・データセンター向け製品としてSapphire Rapids Xeonを開発中で、最新情報では2023年中頃までにはリリースが行われると見られていますが、IntelではこのSapphire RapidsをAMDのRyzen Threadripperシリーズに対抗するため、HEDT向けにも展開するようです。

今回、そのHEDT向けに展開されるSapphire Rapidsの中で16コアを搭載するXeon W5-3443のSiSoftwareベンチマークの結果が掲載され、一部仕様に関する情報が明らかになりました。

16コア32スレッドでキャッシュは合計77MB搭載

今回出現したのはW-3400シリーズの一つで、Xeon W5-3443と呼ばれるモデルがSiSoftwareのベンチマークに登録されています。

従来までXeonではEシリーズのみCore i3、i5のようにE3、E5、E7と言う形で製品に応じて数字が付与されていましたが、Sapphire Rapids世代ではW3、W5、W7と言う形で性能に応じたモデル名が付けられる可能性があり、もしそうであればW5という事でHEDTの中ではコストパフォーマンス重視のモデルである可能性があります。

このXeon W5-3443では16コア、32スレッドが搭載されており、各CPUには2MBのL2キャッシュが搭載されています。この2MBのL2キャッシュを搭載している事から、16コア全てがAlder Lake-S CPUで採用されているP-CoreのGolden Cove CPUである事が分かります。

L3キャッシュについては45MBを搭載しており、CPU全体としては合計すると77MBのキャッシュを搭載しています。

Ryzen Threadripper Pro 5000シリーズの中で16コア32スレッドを搭載するのはRyzen Threadripper Pro 5955WXとなっていますが、このCPUはL2キャッシュが8MB、L3キャッシュが64MBで合計72MBのキャッシュであるため、Xeon W5-3443の方がキャッシュ容量は5MBほど多くなっています。

動作クロックについては今回出現しているものはES品であるため2.0 GHzと言う低い値で登録がされています。そのため、ベンチマーク結果としては456GOPsとなっており、同じ16コアCPUであるRyzen 9 5950Xの556GOPs、Core i9-12900Kの493GOPs、Ryzen Threadripper 3955WXの490GOPsを下回るスコアとなっています。

 

ギャズログ | Gaz:Log

Intelでは2022年秋以降にデスクトップ向けに第13世代CPUであるRaptor Lake-Sを投入予定ですが、この…

 

Intelのサーバー・デスクトップ向けのSapphire Rapidsは2022年下半期の登場から2023年中旬まで投入に延期がされていますが、おそらくこのHEDT向け製品についても同様に遅れる可能性が大きいと考えられます。AMDではThreadripper Pro 5000シリーズを自作向けマーケットにもまもなく投入予定としていますが、競合がいないことから価格が非常に高く、投入時期も通常のRyzenに比べて1年半以上あとに投入されていました。しかし、IntelがHEDT向けSapphire Rapidsを投入されればAMDとしては競合が現れることとなり、価格の引き下げやZen4 Ryzen Threadripperの投入時期促進にも期待ができます。

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