Genoa用ソケットSP5の詳細も出現。TDPは最大400W、ピーク時は700W

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Zen4 Ryzen用に用意されているソケットAM5に関する情報が出現しましたが、同じくZen4 EPYCにて採用されるソケットSP5に関する情報が出現しました。

目次

EPYC Genoaから採用されるソケットSP5の詳細

AMD EPYC “Genoa” Zen4 with up to 96 cores and 12-channel DDR5 memory support – VideoCardz.com

ドイツのComputerBaseによると、Zen4 EPYC Genoaにて採用されるソケットSP5に関する情報出現したとの事です。なお、この情報もRyzenのソケットAM5に関する情報と同じく、8月上旬に発生したGIGABYTEに対するハッキングから流出したと見られています。

出現した情報には、ソケットSP5とZen4 EPYCに関する詳細情報が確認できます。外観の特徴としては、Zen 3世代のEPYCまでは約58.5mm x 75.4mm、計4410.9mm2の長方形パッケージが採用されていましたが、Zen4世代のEPYCでは72.0mm x 75.40mmの正方形に近いパッケージになり、計5428.8mm2にまで巨大化するようです。一方で内蔵されるCCDとI/O Dieに関しては、Zen 3 EPYCに対して若干縮小しており、CCDについてはZen 3の80mm2から72mm2に、I/O Dieに関しては416mm2に対して397mm2に縮小しています。

TDPは最大400W、瞬間最大では700W必要

ソケットSP5のTDPなど電源関連の情報も出現しています。出現した資料によると、ソケットSP5では瞬間最大で700Wの電力を要求すると記載されています。この700Wは1msしか持続しませんがソケット自体は700Wに耐える設計になっているようです。また、TDPラインアップや詳細も出現しており、TDPが400Wとなるモデルでは96コアまたは64コアのモデルが用意されるようで、I/O Dieだけで120W近い電力が要求されるとの事です。

 

Zen4 EPYCに関しては96コアに増える事からTDP400Wはあり得ない数字では無いと思いますが、瞬間的に700Wの電力が必要となるのは驚きです。GPUでも2022年から2023年に登場するRDNA 3やAda LovelaceはTDPが500Wになると言われていますので、この2つを組み合わせたワークステーションや夢の超ハイエンドHEDT PCなどを作りたければ最低でも1200Wの電源を搭載しないと正常動作はできないかもしれません。GPUのみならず、CPUもここまで消費電力が上がるとカリフォルニアやEUなど環境問題に関心が高い人々の目に留まってめんどくさい事に巻き込まれる気がしてならないですが大丈夫なのでしょうかね・・・

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