Intel Core Ultraのゲーミング性能が判明。Ryzen 7040超えを記録。一方で低電力時の性能はRyzenに軍配が上がる

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Intel Core Ultraのゲーミング性能が判明。Ryzen 7040超えの性能を記録も消費電力は少し大きめ

Intelが2023年12月14日に発表した第一世代Core Ultraである、Core Ultra Series 1ではCPU性能については先代のRaptor Lakeに比べて大きく向上しておらず、一部ではAMDの黒歴史CPUであるBulldozer再来とまで揶揄されてしまっていますが、今回新たに搭載されている内蔵グラフィックスについてはベンチマークのみならず、実際のゲーミングにおいてもパフォーマンスが高いことが中国のリーカーであるGolden Pig Update氏より明らかになりました。

Intel Core UltraではArc Alchemistをベースとした内蔵GPUを搭載しており、最上位構成では合計8基のXeコアを内蔵し、動作クロックは最大2.35 GHzで高速なLPDDR5Xを搭載しています。今回のゲーミング性能の計測は8基のXeコアを内蔵するCore Ultra 7 155Hと7基のXeコアを内蔵するCore Ultra 5 125Hの2機種で行われており、すべて1080pでの解像度が設定されています。

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まず、最低の画質設定ではRyzen 7 7840HSに対して同等レベルの性能を有しており、League of LegendsやDOTA 2などにおいては大幅に上回る性能を記録しています。ただ、逆にRyzen 7 7840HSを下回るゲームも多くあるためパットしない結果になっています。

しかし、画質設定を高い状態にするとLeague of LegendsやDOTA 2などでは低画質設定のときと同様にRyzenを上回っていましたが、これらに加えCyberpunk 2077では10%、Shadow of The Tomb Raiderでは12%、F1 2022のレイトレーシング有効時は7%以上高いパフォーマンスでゲームが動作する結果になっています。

AMDのRyzen 7 7840HSなどはすでに登場から1年近く経過しておりドライバーの最適化なども進んでいる一方で、IntelのCore Ultra内蔵GPUについてはまだ発売間もないドライバーです。そのため、ドライバーの最適化も進めばAMDのRyzen 7040シリーズを上回ることはもちろんのこと、多くのゲームで60fpsに迫るような快適なプレイが可能になると考えられます。

ノートPC向けCPUで最も大事な消費電力ですが、ゲーム時のCPUパッケージ電力をそれぞれ15W、30W、45Wに制限した状態においては、最小の15WではRyzen 7 7840HSが29.9FPSでCore Ultra 5 125Hを61%、Core Ultra 7 155Hを32%上回る性能を記録しています。ただ、30WになるとCore Ultra 7 155Hが39.9FPSでリードするものの、Ryzen 7 7840HSとの差はほとんどありません。また、45WではRyzen 7 7840HSが41.9FPSの中で、Core Ultra 7 155Hは44.9FPSと7%リードするなど、低消費電力時の性能はRyzenが優れるも、電力を高めるとCore Ultra 7 155Hのほうがパフォーマンスに優れる結果になっています。この点はアーキテクチャーの特性の違いであり、ROG Allyの様なバッテリー駆動時間や冷却面でシビアな筐体ではRyzen 7 7840HS、余裕があるモデルではCore Ultra 7 155Hを使うのが良さそうです。

Core UltraについてはCPU性能の観点でいうとあまり大きな進化が見られていないようですが、個人的にはCPU性能が不満に思うシチュエーションはほとんどなく、Intelとしては伸びしろがあるグラフィックス性能に焦点を当てたのかなと思っています。そういう意味ではこのCore Ultraシリーズは魅力的で、Ryzen 8040シリーズの内蔵GPU性能が変わらないとすれば十分対抗できる製品になると言えそうです。ただ、AMDでは2024年中頃により内蔵GPU性能を上げたStrix Pointの投入を予定していますので、しばらく内蔵GPU性能を巡っては激しい競争が繰り広げられるなど消費者にとっては期待ができる状況になっています。

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この記事をかいた人

自作PCやゲーム、ガジェット好き。
帰国子女だった事を活かして海外のPCやゲーム、ガジェットのトレンドや情報をいち早く正確にお届けします。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 個人的には、むしろ電力制約のきついモデルで強みがないという点はマイナスですねぇ・・・。x86系の代表格であるsurface系は長らく14nm/10nm世代に留まっていて、ようやく5nm世代に刷新されるのに、あまりバッテリ持ちが改善しないというのでは魅力に欠けます。

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